2022/10/08

福井の帰りに、秘湯名剣温泉に泊ってきました

10月4日の『1年ぶりに孫に会いに福井に行ってきました』のところに書きましたが、今回福井へ行った帰りに富山県の黒部峡谷の上流にある名剣(めいけん)温泉に泊ってきました。「日本秘湯を守る会」の会員宿で、車が通れる道はないので車で行くことは出来ず、宇奈月から黒部峡谷鉄道のトロッコ列車に1時間20分ほど乗って終点の欅平(けやきだいら)まで行き、そこから山道を20分くらい歩いたところにある一軒宿です。

黒部峡谷鉄道でしか行けないため、黒部峡谷鉄道が欅平まで運転している5月下旬から11月中旬の間しか営業していません。ずっと行きたいと思っていた宿だったのですが、前回宇奈月に行ったのは雪の大谷を見に行った2017年5月の上旬だったので黒部峡谷鉄道は雪のためにまだ途中の鐘釣までしか運転しておらず、仕方なく宇奈月温泉に泊りました。今回やっと念願かなって行って来ることができました。

≪ 出発点の黒部峡谷鉄道宇奈月駅です ≫

≪ 車は駅前の駐車場に1泊で預かってもらいました ≫

≪ 宇奈月駅の中です。13:32発に乗りました ≫

≪ トロッコ列車に乗車です ≫

≪ こんなところを走ります ≫

≪ 宇奈月へ行く列車とのすれ違いです ≫

≪ 鐘釣駅で途中下車して景色を楽しみました ≫

≪ 鐘釣~欅平間の車窓からの景色です ≫

≪ 終点欅平駅に着きました ≫

≪ 黒部川にかかる奥鐘橋から見た欅平駅です ≫

≪ 奥鐘橋の上から見た黒部川です ≫

≪ 岩を削って作った道です。人喰岩という名前がついています ≫

≪ 欅平駅と奥鐘橋の遠景です ≫

≪ 道の下は黒部川です ≫

≪ 「落石注意」の看板です。日本語はありません ≫

≪ やっと名剣温泉が見えてきました ≫

≪ 名剣温泉の玄関です ≫

名剣温泉は客室数11室(以前は全て共同トイレだったのですが、最近6室をトイレ付に改装しました)の小さな旅館です。切り立った山々に囲まれ、すぐ下には黒部川が流れています。携帯電話はかろうじて使えますが、テレビはありません。お風呂は男女別の内風呂・露天風呂、それに貸切風呂があります。泉質は単純硫黄泉です。硫黄泉と言っても硫化水素を含まない単純硫黄泉ですので無色透明で匂いはほとんどありません。お風呂はどれも結構な広さがあり、手入れも行き届いていてきれいでした。

≪ 今回泊った部屋です。トイレ付きです ≫

≪ 最新のシャワートイレが付いていました ≫

≪ 便器は最新ですが扉は昭和風です ≫

≪ トイレ向かいの洗面台です ≫

≪ 部屋の窓からの眺めです、名剣山の山裾です ≫

≪ 露天風呂へ降りる道です ≫

≪ 露天風呂はこの先です。看板には英語も書かれています ≫

≪ 露天風呂です。手前が男湯、奥が女湯です ≫

≪ 奥の女湯の入り口です ≫

≪ 女湯です、十分に大きいです ≫

≪ 洗い場も十分な広さがあります ≫

≪ 男湯です。女湯と左右対称のようです ≫

≪ 温泉にしては珍しくソープ・シャンプー使用可です ≫

≪ 内湯の男湯です ≫

一番感心したのが食事で、山の中ですから山菜類が多いのですが、全て丁寧に調理され、おいしく食べてもらおうという工夫が感じられました。例えばこごみ(旬は春のはずですが、雪深いこのあたりでは今頃まで採れるそうです)の生ハム巻きや山菜入りのグラタンなど、定番のおひたしや天ぷらしか知らない私にはとても新鮮でした。イワナの塩焼きも頭から全部食べられるように、時間をかけて丁寧に焼かれていました。露天風呂で一緒になった登山好きの80代の方は、今回が4回目で、料理がおいしくて何度も足を運んでいると言ってました。納得です。

また「日本秘湯を守る会」の宿限定で販売しているビールがあります。名前は「秘湯ビール」といい、秋田県のあきた芸術村というところで作っている地ビールです。特徴は日本で唯一ブナの天然酵母を使って醸造したビールとのことです。夕食の時に試しに飲んでみたらなかなかおいしいビールでしたので、お土産にも買って来てしまいました。販売しているのが「日本秘湯を守る会」の宿だけで、売れるのも主に夕食時だけでしょうから、商売としてはそれほど利益が期待できるものでもないでしょうが、こういうプレミアム感は好感が持てますので、是非続けてもらいたいと思います。

≪ 秘湯ビールです ≫

帰りは、始発が10:01なので、朝食後にゆっくりと朝風呂をいただいてから帰り支度をしました。

≪ 欅平駅の中です ≫

≪ 乗る列車がホームに入ってきました ≫

≪ この列車の乗車券と整理券です ≫

≪ 終点の宇奈月温泉が見えてきました ≫

「日本秘湯を守る会」の会員宿は現在115軒ですが富山県は2軒だけです。私は秘湯マニアというわけではありませんが、あと1軒の立山室堂平の「みくりが池温泉」にも行ったことがあります。日本一高いところにある温泉です。昨年2月26日の『ライチョウ』のブログを見てください。

栃木県には7軒ありますが、奥鬼怒温泉の八丁湯を除いて全て車で行くことができます。八丁湯は道路がないわけではなく、日光国立公園内で一般車両の通行が禁止されているだけですので、事前に予約すれば途中の駐車場から宿のバスで送迎してくれます。また全ての宿でテレビが見られます。それらと比べると、名剣温泉は本当の秘湯という感じがします。できれば、また行きたいと思っています。

2022/10/05

チロ(その106):お泊りのお迎え

福井に行ってる間、チロはいつものドッグランにお泊りをしていました。お迎えに行ったら、とても喜んでピョンピョンしてくれました。これだけ喜んでもらえると嬉しいです。ドッグランでは模範犬と言われるくらい良い子にしているので疲れるのでしょうか、家に帰ってきたら爆睡でした。

 

2022/10/04

1年ぶりに孫に会いに福井に行ってきました

福井にいる二男の娘が1歳と2ヵ月になりました。昨年10月末にお食い初めに行って以来、ほぼ1年ぶりに会いに行ってきました。ZoomやLINEを使って動画で話はしているのですが、やはり直接会いたいです。一応、出かける直前にPCR検査を受けて陰性を確認し、安心して会ってきました。今回は子育てに頑張っている二男夫婦の慰労も兼ねて、比較的近くの温泉宿を予約してゆっくりしてもらいました。

福井に行く時はいつも車で8~9時間かけて行って、用事が終わるとまた8~9時間かけて帰ってくるのですが、もう免許証の更新時に認知症検査を受けなければならない年齢になりましたので、今回は無理をせずに往復とも途中で一泊してきました。行きは隣県の水上温泉に、帰りは秘湯中の秘湯、富山県の名剣温泉に泊ってきました。名剣温泉については後日詳しく紹介します。

孫はちょうど1歳の誕生日の頃に2,3歩歩きだしたのですが、それから結構すぐに(よくころびますが)スタスタと歩くようになったようです。かわいいお靴も持っています。アパート暮らしで部屋に階段はないので、今回旅館で階段に初挑戦しましたが、苦も無く登って行きました。初めてなのに大したものです。



結構人見知りするらしいのですが、会って少ししたら慣れてくれて、笑顔でハイタッチしてくれました。おばあちゃん(家内)は大喜びです。


孫は普段から食欲旺盛で、少々熱がある時でも良く食べてくれるようなので、その点は安心です。たくさん食べている割にはスマートなのは良く動いているからでしょうか。夕食の時も本当に驚くほど食べていました。ママの土瓶蒸しも気に入ったらしく、最初はママに飲ませてもらっていたのですが、取り上げて自分で飲み始めました。手つきがいいですね。将来呑兵衛になるかもしれません。



頻繁に会えるわけではなく、たまにしか会えないのですが、それがまた楽しみです。成長の様子はスマホのアプリや動画での通話などで確認できますが、また来年会いに行きたいと思っています。来年になったらかなりおしゃべりするようになっているでしょう。孫も大きくなって車に長時間乗っていられるようになったら、こっちにも来てもらいたいと思っています。


2022/09/30

ゴーヤ(その3):遅ればせながら、グリーンカーテンとして働いています

ゴーヤのグリーンカーテンですが、実は今年も葉の茂るのが遅く、一番必要とされる酷暑が過ぎてから茂りだしました。いろいろと振り返ってみると、植えてからしばらく、水をあげるのが少なくてなかなか葉が茂らなかったのではないかと思います。それに気付いて毎朝たっぷり水をあげるようになってから、つるがぐんぐん伸び出したようです。現在はこんな状態です。



下の方がスカスカですが、目隠しに必要な所は十分に茂っています。チロの定位置からは外の様子が良く見えますので、かえってチロには良いのかもしれません。番犬の仕事に励めるでしょう。夜もまだ蒸し暑くて網戸にしておく日が多いのですが、電灯を点けていても室内はほとんど見えませんので安心です。


天然のグリーンカーテンは、布製のターフなどと違って強風にも強く、先日の台風の時なども全く問題ありませんでした。10月に入ってからもまだ少し暑い日が続きそうなので、もう少し働いてもらってから片付けようと思っています。


2022/09/27

キンモクセイが咲き始めました

今朝起きて雨戸を開け、サッシを開けたらキンモクセイの香りが漂ってきました。近寄って見たら花が咲き始めていました。昨日まで全く気付きませんでした。この香りが漂ってくると「秋だなぁ!」と感じます。昨年は異常に早く、9月上旬に咲き始め、10日少し過ぎには満開になっていましたが、今年は例年並みです。



 

2022/09/24

今年も栗の渋皮煮を作りました

栗の出回る季節になりました。また今年も栗の渋皮煮を作りました。作り方については昨年詳しく書きましたので省略しますが、手間はかかります。


毎年作っているのに、鬼皮剥きには結構失敗しています。一番多いのは、最初に皮剥き器の刃を入れる時に、ちょっと深く入れすぎて渋皮まで削ってしまうものです。浅すぎて鬼皮の厚さの半分くらいしか刃を入れないと剥けないし、ちょっと深く入れすぎると渋皮まで削ってダメにしてしまいます。かなり微妙で集中力が必要です。


次に多いのは、鬼皮の底のザラザラした部分(座というらしいです)を取る時に、渋皮と強く密着していて、座と一緒に渋皮が取れてしまうものです。この密着の強さは栗の種類によって異なるようで、極たまに簡単にスルリと剥ける種類に当たる時があります。しかし、果物などは、例えば梨は「幸水」とか「豊水」とか品種を明記して売っていますが、栗の品種が書いてあるのは見たことがありませんので、どれが簡単に剥ける品種なのかわかりません。ですからそれを選んで買うこともできません。今回のはいつもと同じく剥きにくい栗でした。


このように、すこしでも渋皮まで剥いてしまったものは、煮ているうちに煮崩れしてしまいます。煮崩れしないまでも、渋皮がめくれ上がって、外観が良くありません。という訳で、渋皮が少しでも削れてしまったものは栗ご飯用になります。

まあ、それでも今回は7割強くらいは合格したのではないかと思います。今年もまだこれから何回か作る予定です。渋皮煮は冷凍しておくと1年くらいは問題なくもちます。旬の時に作って、小分けにして冷凍しておくと甘い物が食べたくなった時にいつでも食べられます。