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2024/09/17

今夜は中秋の名月です。月と土星が大接近。

今夜は中秋の名月です。雲はほとんどなく、我が家の庭からはとてもきれいに見えます。下の写真は先ほど20時少し過ぎに撮ったものです。例によって安いコンパクトデジカメで撮影しました。


昨年の中秋の名月は満月でしたが、今年は満月ではありません。満月は明日です。意外と思われるでしょうが、中秋の名月は満月でない時の方が多く、この次中秋の名月が満月に当たるのは2030年です。そのあたりの理由については以前に書いた下のブログを参照ください。



実は、今夜は月と土星が大接近しておりまして、この時間なら月の右上の月の直径くらい離れたところに1等星くらい明るい土星があるはずなのですが、月が明るすぎて目では全く見えません。写真では1等星が写るくらいの露出にすると月が明るく写り過ぎてフレアを起こしてしまいます。ほぼ満月の月は星と比べて明るすぎるのです。

こんな状態になってしまいます

何とかならないものかと考えて、少し露出オーバー目に撮影して、写真加工ソフトで暗い所をノイズが出ないギリギリまで明るくしてみたら、かろうじて土星が写っているのを確認できました。



以前(2022年11月8日)に皆既月食の時の天王星食を写真に撮りましたが、皆既月食で月が暗かったので天王星を撮ることが出来ました。ほぼ満月のような明るい月の時に星を撮るのは難しいです。

2024/02/03

チロ(その190):豆まきに参加しました

今日は節分で豆まきです。チロは鬼のお面をつけるのは全力で拒否しましたが、豆まきには参加してくれました。
 

絶対に年の数以上食べています。

面白いのは、これだけ一生懸命豆を拾って食べるのに、エサ入れに豆を入れても全く見向きもしません。まいた豆しか食べません。


2024/01/07

今年も七草がゆ

 今日は1月7日、七草がゆの日です。今日の下野新聞のコラムも七草がゆについてでした。


今日の朝食は七草がゆでした。七草がゆについての蘊蓄は去年の1月7日のブログを見てください。家内がスーパーで買ってきた七草がゆセット(昨年と全く同じものでした、パッケージの印刷も同じです)に我が家に豊富にあるスズシロ(大根)の葉っぱを足して作ってくれました。


粗塩ではなく、ごま塩をかけて昆布をおかずにして食べました。器は輪島塗の老舗、輪島屋善仁さんの輪島塗です。輪島市にあるお店には何回かお邪魔したことがあります。輪島屋善仁さんのホームページとインスタグラムは更新されておらず、X(ツイッター)にだけ「地震の影響でしばらくの間休業します」と書かれていますが被害の程度はわかりません。大火のあった朝市通りとは川を挟んで4~500m離れているので火災の影響はなかっただろうと思いますが、建物および芸術品と言える数々の製品の被害はどうだったのでしょうか?心配です。


2023/12/14

冬至はまだですが・・・

今年の冬至は12月22日ですが、日の入りが一番早いのは12月6日でした。昨日はそれから比べると約1分日が延びています。まだ体感できるほどではないですが、日暮れが遅くなるというのは、気分的に明るくなります。ちなみに、日の出が一番遅いのは来年になってからで1月7日です。これから夕方はどんどん日が延びて行きますが、朝が早くなるのははまだまだです。 下の写真は今朝のちょうど6時です。東の空は白みかけていますが、まだ真っ暗です。空にポツンと明るく見える星は明けの明星「金星」です。


写真の明るさは露出で自由に変えられますが、前のスーパーの自販機の明るさから見て、このくらいが目で見た感じにほぼ合っていると思います。

今夜半から明日の明け方にかけて三大流星群の一つ「ふたご座流星群」がピークとなります。昨日が新月でしたので月明かりがなく、とても良い条件なのですが、残念ながら夜になると雲が出る予報です。「ふたご座流星群」はピーク前後でも結構流れます。今朝早朝、この写真を撮る前に少し空を眺めていたのですが、残念ながら見られませんでした。

月明かりがないとはいえ、今は街の灯りが明るくて、街中では流れ星を見るのが苦しいです。昔は完全防寒装備で灯りのないところまで流れ星を見に行ったこともありましたが、後期高齢者になった今はそこまでの気力がありません。誰かが撮った動画で我慢することにしましょう。


2023/07/30

今日は「土用の丑の日」です

暑い日が続いています。今日7月30日は「土用の丑の日」です。「土用の丑の日」の定番と言えばうなぎですが、今年も年に一度の贅沢で、家内の大好きな「うなぎのせいろ蒸し」を本場の福岡県柳川市から取り寄せました。「土用の丑の日」は混みあうので1ヵ月以上前に予約しました。出来れば柳川に行ってお店で出来立てのを食べたいですが、クール便で送られて来たものを電子レンジで温めて食べても十分おいしいです。「うなぎのせいろ蒸し」については2022年7月23日と2021年7月28日のブログに詳しく書いてありますので、そちらを参照してください。

我が家だけで食べているのでは申し訳ないので、昨年、息子たちのところへも送りましたら大好評でしたので、今年も送りました。

夜、長男・二男両方から孫たちがとても喜んで食べている動画が届きました。喜んでもらえるならまた来年も送ろうかなと思ってしまいます。

2023/06/21

今日は夏至です

今日6月21日は夏至です。昼の長さが一番長い日です。ただし日の出が一番早く日の入りが一番遅い日という訳ではありません。今年日の出が一番早かったのは6月14日で、それから比べるともう40秒くらい日の出が遅くなっています。それに対して日の入りはまだまだ遅くなって、一番遅いのは6月29日です。今日より約1分遅くなります。

夏至になると、まだコロナ騒ぎが起こる前2017年に行った白夜のノルウェーが思い出されます。これについては2021年6月21日のブログに書きましたので、そちらを見てください。コロナ以降は、当たり前ですが、海外旅行はピタリと中断して、代わりに適度な頻度で国内の温泉巡りをしています。海外旅行も一度中断すると、もう10数時間も飛行機に乗って、時差のある所へ行くのが億劫になってきました。それに加えて人混みの中にいくのもいやになってきました。歳なのでしょうか?


2023/02/03

チロ(その123):恒例の豆まきです


恒例の豆まきです。家内のアイディアで、去年の暮れにチロにトナカイとうさぎの格好をさせたカチューシャに鬼の面をホチキス止めしました。これをチロに被らせようと思いますが、うまく行くでしょうか?

後から見たところです。大きさもちょうど良いです。

おやつで釣って何とか頭につけました。おやつは豆まき用の福豆です。豆が大好きです。

食べ終わったとたんに振り落としました。

「鬼は外」で玄関から庭に撒いた豆を食べに行きました。

「福は内」の豆も全部拾って食べています。年の数の何倍か食べました。








今年もチロの協力の下(?)、無事に豆まきが終わりました。明日は「立春」で暦の上では春になります。しかしまだまだ寒い日が続くようです。寒い日は、昨日紹介した「お・も・て・那須手形」を使って温泉に行って温まることにします。


2023/01/07

七草がゆ

今日1月7日は一年の最初の節句「人日の節句(別名七草の節句)」で、春に芽吹く七草の若芽を食べて植物がもつ生命力を取り入れ、無病息災でいられるようにという願いを込めて「七草がゆ」を食べる日です。「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ、これぞ七草」と唱えて覚えたものです。 

我が家でも毎年この日の朝食はおかゆです。以前は大根と大根の葉っぱ、それにほうれんそうなど手元にある野菜で作っていましたが、最近はスーパーで「七草がゆセット」を売っていますので、せっかくの縁起物ですので近年はこのセットを買って来ています。


ちなみに、もっと簡単に、炊いたおかゆに混ぜるだけで作れるフリーズドライの七草も売っていました。とりあえずこれも買ってみました。


セットの中身です。青物の8割くらいはハコベラ(ハコベ)で、セリが数本、後は1本ずつでした。それにしても、セリとスズナ(蕪)とスズシロ(大根)以外は野菜というよりは私の感覚では雑草で、現在はおそらく七草がゆ以外ではほとんど食べないのではないかと思います。ナズナと言うと聞こえはいいですがペンペン草ですよね。ハコベは鳥の餌というイメージです。家内は昔、子どもの頃、カナリヤを飼っていてハコベは定番の餌だったそうです。ゴギョウは別名ハハコグサで道端に生えている雑草、ホトケノザは全く知りません。


ともあれ、上のセットを使って家内が七草がゆを作ってくれました。作りたてのおかゆはおいしいです。梅干しや昆布の佃煮、海苔の佃煮、刻んだ漬物などでお代わりをしていただきました。塩昆布がなかったのがちょっと残念です。



2022/12/22

今日は冬至です。「春分の日」「秋分の日」は祝日なのになぜ「夏至」「冬至」は祝日じゃないの?

今日12月22日は冬至です。ここ、西那須野では今日の日の出は6時46分10秒、日の入りは16時30分36秒で昼間の長さは9時間44分26秒です。ちなみに今年の夏至の日の昼間の長さは14時間48分07秒でしたので、なんと5時間03分41秒も差があります。

昼間の長さは冬至の日が一番短いですが、日の出が一年中で一番遅く日の入りが一番早いというわけではありません。今日は雨だったので暗くなるのが早かったですが、実はもう夕方は少し日が伸びています。日の入りが一番早かったのは12月6日で16時26分30秒でした。ですから、もう夕方は4分以上日が伸びています。しかし日の出はまだまだ遅くなり、一番遅いのは来年の1月7日で6時50分12秒です。

以上の時刻は高精度計算サイト(http://keisan.casio.jp/exec/system/1236677229)を使って計算したものですが、条件を簡略化しているため数秒の誤差があります。

冬至についての蘊蓄は一昨年12月21日の記事を読んでください。今日は1年の大きな4つの節目の「春分の日」と「秋分の日」は祝日なのになぜ「夏至」と「冬至」は祝日ではないのかということについて調べた範囲で書いてみます。

一言で言うと春分の日に「春季皇霊祭」、秋分の日に「秋季皇霊祭」という皇室の行事が明治時代に始められ、1927年に祝日に指定されました。それが1948年制定された「国民の祝日に関する法律」で名前を「春分の日」「秋分の日」と変えてそのまま祝日として残ったのです。夏至や冬至にはそういった行事がなかったため、祝日にならなかったのです。

ヨーロッパ、特に北欧では「夏至」に最も近い土曜日に「夏至祭」が行われるところがあり、一部の国では祝日となってます。「冬至」は色々な行事・風習がある割には祝日になっている国は少なく、私の知る限りではマカオだけです。浅学にしてその他は知りません。

天皇誕生日が以前の12月23日から2月23日になったため、現在は6月と12月は祝日がありません。「夏至」と「冬至」を祝日にしてくれると、毎月必ず祝日があるようになるので、考えてもらえませんかね(12月23日は将来「平成の日」として祝日になるだろうという噂もあります)。

2022/09/10

中秋の名月

今日、9月10日は中秋の名月です。今年の中秋の名月は昨年に引き続き満月です。昨年も書きましたが、むしろ中秋の名月は満月でないほうが多いのです。2001年から今年までの22年間では、満月だった年が9回、満月でなかった年が13回です。来年も満月ですが、2024年からしばらくは満月でない年が続き、次に満月に当たるのは2030年です。

中秋の名月が満月とは限らない理由については昨年詳しく書きましたが、簡単に言うと中秋の名月は旧暦の8月15日のお月さまですが、月の公転軌道が楕円のため、新月から満月になる日数が13.9日から15.6日と大きく変化するので、旧暦の15日が満月になるとは限らないのです。

愛用のデジカメが故障しました。それよりも新しくて性能も若干良いデジカメを持っているのですが、どうしても使い慣れた方が使い易くて使ってしまいます。修理見積を取ったら結構かかるのですが、昨日修理に出しました。天気予報では晴れてお月さまを見られそうなので、今日は慣れない方のデジカメで中秋の名月を撮影してみます。まだ使いこなせていないのでうまく撮れるかどうか自信はありませんが、撮れたら追加で載せます。


【追記】
19時半に我が家の2階から撮った写真です。雲一つなくきれいに晴れています。


撮影データ
 ISO感度:80
 焦点距離:35mm換算で720mm
 シャッター速度:1/160
 絞り:f6.2
 カメラ:Panasonic Lumix DC-TZ95







それから、満月の左側(東側)に木星が見えます。肉眼では結構明るく見えますが、写真に撮ると満月が明るすぎてほとんど写りません。いろいろと露出を変えて撮ってみたのですが、これ以上露出をかけるとお月さまがフレアを起こしてしまって写真になりませんでした。

撮影データ
 ISO感度:80
 焦点距離:35mm換算で約35mm
 シャッター速度:1/15
 絞り:f5.6

2022/07/23

土用の丑の日:また今年もうなぎのせいろ蒸しを取り寄せました

今日7月23日は「土用の丑の日」です。土用とは立春、立夏、立秋、立冬の直前の約18日間を指します。この土用の間の丑の日を「土用の丑の日」と言いますが、一般的には立秋前の18日間の夏の土用の丑の日を言います。土用が18日間で丑の日は12日毎にありますので、丑の日が2回になることがあり、その時は「一の丑」、「二の丑」と言います。今年は2回あり8月4日が二の丑です。

また今日は二十四節気の「大暑」でもあります。「大暑」は一年で最も暑さが感じられるころとされ、埼玉県熊谷市で国内最高気温41.1℃が観測されたのも2018年の今日です。41.1℃はその後、2020年8月17日に静岡県浜松市でも観測されました。

「土用の丑の日」の定番と言えばうなぎですが、今年も年に一度の贅沢で、家内の大好きな「うなぎのせいろ蒸し」を取り寄せました。今まで、本場の福岡県柳川で通販をしているお店何軒かから取り寄せたのですが、今年は去年と同じ「若松屋」さんから取り寄せました。「うなぎのせいろ蒸し」については昨年7月28日のブログに詳しく書いてありますので、そちらを参照してください。


うなぎたれで味付けされたごはんがぎっしり詰まっていて、家内共々食べきれませんでした。確かにご飯の量は多いですが去年までは食べ切れたのに・・・、歳でしょうか?ラップして明日の朝の楽しみにとっておきます。

お取り寄せでも十分おいしいですが、お店で出来立ての熱々のを食べたいです。コロナが収まって、安心して旅行できる日が来るのはいつでしょうか?


2022/02/20

チロ(その78):雨でテンションがダダ下がりです

昨日2月19日は二十四節気の「雨水」でした。降る雪が雨に変わり、雪解けが始まり、 氷も溶けだして水になる頃と言われています。日本海側は荒れた天気で大雪が続いていますが、この辺は昨夜から今朝にかけては雨でした。今まではずっと降れば雪だったので、久し振りの雨です。

雨が嫌いなチロは、今朝外を覗いたとたんにテンションが一気に下がって、また寝床(チロのものになってしまったマイクロビーズの「犬をダメにするクッション」)に戻り、その後はいくら声をかけても茫然自失という顔で動こうともしません。気力がないというのの見本のような顔です。トイレは外派なので、外に出ないで大丈夫なのかちょっと心配になります。雪を見ると飛び出して行って駆け回るのと対照的です。



雨が上がってお日様が顔を出したら、チロも動き出しました。準備運動の伸びをしてから、家内と散歩に行ってきましたが、まだ地面が濡れていたせいか、ショートコースだったそうです。



2022/02/03

チロ(その76):節分

今日は節分です。明日は立春で、寒の内も今日までです。
豆まき用に、チロに鬼のお面をつけたかったのですが協力してくれませんでした。お面をつけたら、豆をぶつけられるとわかっているのでしょうか?


何をされるのか、ちょっと怪訝そうにしています。


結構本気で、鼻筋をたてて鬼をやっつけにかかっています。


頭につけるのは断念して背中に背負わせました。
でも、プルプルしてすぐに取ってしまいました。


今年も玄関にまいた豆を食べました。年の数以上食べたと思います。 

2022/01/20

大寒

今日1月20日は『大寒』です。今日から『立春』(今年は2月4日)までの15日間が1年中で一番寒い時期を言われています。

二十四節気では『立春』が1年の始まりなので『大寒』の最後の日は大晦日的な日で、節分の豆まきなどの行事は、いわば新年を迎えるための行事です。『大寒』の前の『小寒』(今年は1月5日)と合わせて、この期間が『寒の内』です。この『寒の内』に行われるのが武道における「寒稽古」、長唄や三味線など芸事の「寒復習(かんざらい)」、『寒の内』に汲んだ「寒の水」でお酒や、味噌、醤油を仕込むのが「寒仕込み」です。

本当にこの時期が一番寒いのか、気象庁大田原観測所のデータを調べてみました。


(https://weather.time-j.net/Stations/JP/otawara から引用)

濃い線が最近の日ごとの最高・最低気温、薄い線は過去7年間の最高・最低気温の推移、細い線が平年値(統計期間は1981年~2010年)です。これを見ると、確かに『大寒』の時期が一番寒いことがわかります。でも『大寒』が来ると『立春』が目の前です。もうすぐ寒さが緩んで春の足音が聞こえてきます。

2021/12/22

今日は冬至です

今日12月22日は冬至です。ここ、西那須野では今日の日の出は6時46分17秒、日の入りは16時30分44秒で昼間の長さは9時間44分27秒です。ちなみに今年の夏至の日の昼間の長さは14時間48分07秒ですので、なんと5時間03分40秒も差があります。

 昼間の長さは冬至の日が一番短いですが、日の出が一年中で一番遅く日の入りが一番早いというわけではありません。もう夕方は少し日が伸びています。日の入りが一番早かったのは12月6日で16時26分30秒でした。ですから、もう夕方は4分以上日が伸びています。しかし日の出はまだまだ遅くなり、一番遅いのは来年の1月6日で6時50分12秒です。

以上の時刻は高精度計算サイト(http://keisan.casio.jp/exec/system/1236677229)を使って計算したものですが、条件を簡略化しているため数秒の誤差があります。


冬至の日は「柚子湯」が欠かせません。柚子湯には血行を促進して冷え性を緩和したり、体を温めて風邪を予防したり、果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果があります。また、芳香によるリラックス効果もありますから、元気に冬を越すためにも大いに役立ちます。我が家の柚子は今年は大豊作だったので、今夜はたくさんの柚子を入れた「柚子湯」で温まることにします。


2021/09/21

今日の中秋の名月は8年ぶりの満月です

今日、9月21日は中秋の名月です。
 
中秋の名月とは秋分日(2021年は9月23日)より前の、一番近い新月を1日目として、その15日目の月のことです。要は旧暦8月15日のお月さまです。しかし、新月の瞬間が旧暦8月1日のどの時刻になるかによって24時間の差があり、また月の公転軌道が楕円のため、新月から満月になる日数が13.9日から15.6日と大きく変化するので、旧暦の15日が満月になるとは限りません。

過去7年間はずっと中秋の名月は満月ではありませんでした(とは言っても、見かけ上はほぼ満月ですが)。今年は8年ぶりに満月の中秋の名月です。今後は、2022年・2023年は満月ですが、その後はずっと満月からずれて、その次に満月と重なるのは2030年です。


まあ、そういう堅苦しい話は抜きにして、中秋の名月は一年中で最もきれいに見える月とされています。今日は幸い天候に恵まれて、きれいなお月さまが見られるようです。

それにしても、我が家でも子どもが小さい頃はだんごをお供えしたりススキを飾ったりしてお月見をしましたが、お月見をしなくなって何年になるでしょうか。今日は、お供え・お飾りをしなくても、きれいなお月さまをながめるとしましょう。




中秋の名月が満月とは限らないことについての詳しい説明は、以下のウエブサイトを参照ください。



【追記】
月が出始めた頃は雲が出ていたのですが、少したったら雲が晴れてきれいな満月が見られました。我が家の庭から22時40分に撮った写真です。いつもの通り、コンパクトデジカメで撮りました。

我が家の庭から撮影した中秋の名月


2021/08/01

釜の蓋まんじゅう

今日8月1日は「釜の蓋」で、あの世の釜の蓋が開く日とされています。

お盆には、あの世からご先祖様が帰って来ますが、あの世からの道は遠くて、釜の蓋が開く8月1日に出発しなければ、お盆に間に合いません。この那須地方には、長い道のりを帰ってくるご先祖様が、途中でお腹がすかないように、釜の蓋の日に炭酸まんじゅうをお供えする習慣があります。同じ栃木県でも県央や県南にはこのような習慣はないようです。

このお供えする炭酸まんじゅうを「釜の蓋まんじゅう」と言い、昔は各家庭で作ったものですが、最近はほとんどがお店から買ってくるようになりました。我が家もご多分に漏れず、知り合いのお店に予約して買って来てお供えしました。我が家は粒あん派とこしあん派に分かれているので2種類です。



【 追記 】
家内の知り合いから、自宅で作られた釜の蓋まんじゅうをたくさんいただきました。自家製とは思えないほど、丁寧にきれいに作られています。あんこも粒あんで粒あん派の私にはうれしい限りです。食べすぎないように要注意です。




2021/07/28

土用の丑の日:うなぎのせいろ蒸し

今日は「土用の丑の日」です。今朝、台風8号が石巻付近に上陸したとのことですが、この辺は台風の影響は全く感じられず、ほぼ無風の晴天です。この後、暑くなりそうです。

昨年も書きましたが、土用の丑の日と言うと「うなぎ」というのが定番化しています。うなぎ料理と言えば「かば焼き」、名古屋の「ひつまぶし」などが有名ですが、私も家内も、一番好きなのは福岡柳川名物の「せいろ蒸し」です。

私は、昔、久留米に単身赴任していたことがありまして、その時初めて「せいろ蒸し」を食べて感激しました。柳川の名物ですが久留米市内にも「せいろ蒸し」の専門店があり、結構頻繁に通っておりました。当時はうなぎが今ほど高価ではなく、ぜいたく品ではない価格でした。家内や子供たちが来ると必ずと言っていいほど連れて行き、家内も大ファンになりました。今でも、九州に旅行すると、必ず柳川によって「せいろ蒸し」を食べます。鹿児島や宮崎に旅行した時も、帰りにわざわざ柳川に寄りました。

九州の筑後地方以外では馴染の薄い「せいろ蒸し」ですが、調理方法は蒲焼のタレをまぶしたご飯に、うなぎの蒲焼と錦糸玉子を乗せて、せいろで蒸す料理です。蒲焼にして香ばしく焼き上がったうなぎをさらに蒸すことによって、うなぎはふっくらと柔らかに。そして、ごはんにはうなぎのタレの旨味がしっかりと染み込みます。最後に底のすのこ(正式名称は「ハゼ」と言うらしいです)の間に必ずタレのしみ込んだご飯つぶが挟まります。家内は(私もですが)それをお箸で一粒ずつ取って、一粒残さず食べるほどおいしいです。

お店で出てくるせいろ蒸し

【 お店で出てくる時のイメージ写真です 】

せいろ蒸しの容器

【 底のすのこ(ハゼ)の間にご飯つぶが挟まります 】

という方法なので、家庭で作るのは難しいですが、近年は柳川の専門店数軒が通販を行っており、取り寄せて食べることができます。ネットまたは電話で注文すると冷蔵のクール便で届きます。それを電子レンジで温めて食べます。お店で食べる出来立てのものには及びませんが、十分おいしくいただけます。我が家でも年一度くらい取り寄せています。毎年、味の違いを楽しむために、別のお店から取り寄せており、今年は老舗の「若松屋」さんにしました。土用の丑の日の混雑を避けて、先週届けてもらっておいしく食べました。

通販で取り寄せたせいろ蒸し

とてもおいしいのですが、ネックはやはり料金です。うなぎの値段が毎年のように上がっているのに加えて、九州からここまでのクール便の料金がかかりますので、頻繁に頼む訳にはいきません。まあ、夏に一度くらいが適当です。

2021/06/21

今日は夏至です

今日6月21日は夏至です。昼間の時間が一年中で一番長い日です。計算によると、ここ西那須野では今日の日の出は4時17分45秒、日の入りは19時05分52秒で昼間の長さは14時間48分07秒です。ちなみに今年の冬至の日(12月21日)は9時間44分27秒ですので、なんと5時間03分40秒も差があります。


冬至にはいろいろな風習があるのですが、夏至にはほとんど見当たりません。北欧など夏が短いところでは「夏至祭」として町や村の広場に、樹木の葉や花の飾りがつけられた柱を立てて周りで踊ったりするところもあるようです。北極圏では一日中太陽が沈まない白夜のシーズンです。



4年前の夏至の日はノルウェーで船の上にいて、ちょうど北極線を越えて北極圏に入った日でした。昨年の9月3日のブログに載せた旅行です。

船はフッティルーテン(沿岸急行船)と言ってノルウェーで2番目に大きな都市ベルゲンと最北のキルケネスまで約2,400km、ちょうど沖縄から北海道先端くらいまでの距離を、北行きの場合は6泊7日、南行きの場合は5泊6日でそれぞれの終着地で折り返す観光船兼航路の住民の生活のための定期船です。計12隻で1日1便運航しています。山が海まで迫って深いフィヨルドが多いノルウェーでは、陸路よりも海路のほうが便利なため、現在でも生活物資を確実に届けるために無くてはならない存在です。と同時にフィヨルドやロフォーテン諸島、ノールカップなど風光明媚な場所を巡ることから観光路線として、クルーズ客船並のサービス設備を誇る船を就航させています。写真は我々が乗った船です。16,140トン、全長約136m、乗客定員822名です。


北行きの航路は北極圏に入る時にセレモニーがありまして、海の神様のネプチューンが出てきて乗客の背中に氷水を入れるのです。私も最前列で見ていたらやられました。





実は、この沿岸急行船に乗るのは2回目で、前回はオーロラを見に行った真冬だったのですが、真冬でもこの儀式をやってました。また、偶然ですが、フッティールーテンの日本代理店に乗船日と希望キャビン(船室)タイプを言って取ってもらったら、12隻もあるのに前回と同じ船で、しかも何と前回と同じ部屋でした。

 

2021/02/03

立春

今日は立春です。昨日も書きましたが、立春が2月3日になるのは124年ぶりです。立春は二十四節気の最初の節気で、旧暦では新しい年の始まりを意味していました。旧暦では立春のころに元日がめぐってきて、立春と正月はほぼ重なっていました。必ずしも立春=元日にならないのは、二十四節気は太陽の動き、元日は月の動きで決められていたからです。いずれにしても、立春が新しい年の始まりであり、「新春」「迎春」などの言葉にその名残がみられます。「八十八夜」「二百十日」なども立春が起点になっています。という訳で、暦の上では今日から春で、二十四節気が作られた中国内陸部は大陸性気候のためこの時期から気温が上がり始めますが、海に囲まれた日本列島では季節がずれ込み、まだまだ寒い日が続きます。


玄関に貼った立春大吉のお札
我が家には、お寺から毎年「立春大吉」と「鎮防火燭」のお札が届きます。厄除けと火伏のお札で、立春の日の朝に貼り替えるとされています。今朝、昨夜の柊と鰯の頭(実は煮干しの頭)を外し、古いお札を新しいお札に貼り替えました。それに加えて、玄関には「SECOM」のシールも貼ってあるので万全でしょう。




主に以下を参考にさせていただきました。

暮らし歳時記:
 https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/nijyushisekki/risshun/