2021/12/27

チロ(その71):昔、雪の日に交通事故に遭いました

日本海側は大雪だそうです。西那須野でも少しですが雪が積もりました。チロはストーブの前が好きでもさすがに犬で、雪を見ると飛び出して行きました。





雪が降ると思い出しますが、チロは昔、雪の日に交通事故に遭ったことがあります。車にはねられたのではなく、走ってきた車にチロが体当たりしたのですが・・・

チロが我が家に来て1年経った頃ですが、大雪が降りました。いつもは夜に門扉を閉めるのですが、大雪の予報だったので閉めた門扉が開けにくくなると思い、その夜は門扉を閉めませんでした。それを忘れて、次の日の朝、いつも通り門扉が閉まっているものと思い込んで、チロを雪の庭で遊ばせようと、リードを外してしまったのです。

チロは大喜びでそのまま一目散に外に駆け出し、家内が追いかけたのですが全く止まろうとせず、前のスーパーの駐車場を横切って片側2車線の国道400号線に飛び出して、ちょうどそこに走ってきた車の横にもろに体当たりしてしまいました。追いかけて行った家内が全く動かなくなったチロを抱えて戻ってきて、「死んじゃったかもしれない」と半泣きでした。
まだ早朝でしたが、かかりつけの獣医さんに電話して事情を話したら、「とにかく連れてきてください」とのことでしたので、私が運転して家内が後席でチロを抱っこしてました。そうしたら、半分くらい走ったところで、全く動かなかったチロが家内の腕の中で伸びをするように四つ足をグーッと伸ばして、それから頭を上げてキョロキョロしだしました。獣医さんに着いて、抱っこしたまま診察台に乗せたのですが、診察台の上で何事もなかったかのように姿勢良く立っていました。レントゲンでも撮るかと思ったら、先生は全身を触診して、後足をクイクイッと引っ張って「大丈夫、どこも異常なし!」で終了してしまいました。結果としては、ぶつかって脳震盪を起こしただけだったようです。もちろん後遺症もありません(車にワンワン吠えかかるのは後遺症でしょうか?)。雪が積もっていて車も徐行運転で、かつ後ろから他の車が来ていなかったのが幸いしました。

チロは触られたり抱っこされたりするのが嫌いで、それまで抱っこしたことがなかったので、これが初の抱っこでした。それから5年、7歳になった最近は少し変わってきて、抱っこも(気分が乗れば)短時間なら出来るようになりました。


柴犬のイラストは(株)マインドウェイブの「しばんばん」のLINEスタンプを、承諾を得て模写して使わせていただいています。