栗の出回る季節になりました。また今年も栗の渋皮煮を作りました。作り方については昨年詳しく書きましたので省略しますが、手間はかかります。
毎年作っているのに、鬼皮剥きには結構失敗しています。一番多いのは、最初に皮剥き器の刃を入れる時に、ちょっと深く入れすぎて渋皮まで削ってしまうものです。浅すぎて鬼皮の厚さの半分くらいしか刃を入れないと剥けないし、ちょっと深く入れすぎると渋皮まで削ってダメにしてしまいます。かなり微妙で集中力が必要です。
次に多いのは、鬼皮の底のザラザラした部分(座というらしいです)を取る時に、渋皮と強く密着していて、座と一緒に渋皮が取れてしまうものです。この密着の強さは栗の種類によって異なるようで、極たまに簡単にスルリと剥ける種類に当たる時があります。しかし、果物などは、例えば梨は「幸水」とか「豊水」とか品種を明記して売っていますが、栗の品種が書いてあるのは見たことがありませんので、どれが簡単に剥ける品種なのかわかりません。ですからそれを選んで買うこともできません。今回のはいつもと同じく剥きにくい栗でした。
このように、すこしでも渋皮まで剥いてしまったものは、煮ているうちに煮崩れしてしまいます。煮崩れしないまでも、渋皮がめくれ上がって、外観が良くありません。という訳で、渋皮が少しでも削れてしまったものは栗ご飯用になります。
まあ、それでも今回は7割強くらいは合格したのではないかと思います。今年もまだこれから何回か作る予定です。渋皮煮は冷凍しておくと1年くらいは問題なくもちます。旬の時に作って、小分けにして冷凍しておくと甘い物が食べたくなった時にいつでも食べられます。
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