冬至は1年で最も昼が短いということは、翌日から昼が長くなっていくということで、太陰太陽暦(いわゆる旧暦)では冬至が暦を計算する上での起点、すなわち元旦でした。中国や日本では、冬至は太陽の力が一番弱まった日であり、この日を境に再び力が甦ってくることから、陰が極まり再び陽にかえる日という意の「一陽来復(いちようらいふく)」といって、冬至を境に運が向いてくるとしています。
「藤岡ハーモニカ教室」のブログですが運営は夫が行っています。教室での夫の担当はホームページの更新、数字譜作成とハーモニカの調律です。ブログはハーモニカから離れ、タイトル通りのよもやま話で、我が家の日常のこと、愛犬の白柴チロのこと、ちょっとした季節のトリビアなどを書きたいと思っています。
2020/12/21
冬至
冬至は1年で最も昼が短いということは、翌日から昼が長くなっていくということで、太陰太陽暦(いわゆる旧暦)では冬至が暦を計算する上での起点、すなわち元旦でした。中国や日本では、冬至は太陽の力が一番弱まった日であり、この日を境に再び力が甦ってくることから、陰が極まり再び陽にかえる日という意の「一陽来復(いちようらいふく)」といって、冬至を境に運が向いてくるとしています。
2020/12/12
来年の節分は124年ぶりに2月2日
この理由は、地球が太陽の周りを一回転するのにかかる時間(1太陽年)が365.2422日と中途半端な日数になっているからです。これは約365日と1/4なので、現在の暦では1年を365日とし、4年に1回をうるう年として366日にして補正しています。しかしこれでは1年が365.25日となり、1年につき365.25日 - 365.2422日 = 0.0078日(11分強)補正しすぎていることになります。従ってこの分を補正するために、西暦年が100で割り切れる時は平年、ただし400で割り切れる時はうるう年と定めています。これにより400年間での平均は365.2425日となり、太陽年との差がほぼなくなります。
そのような訳で、うるう年の補正を行って長い期間では太陽年とほぼ一致するようにしていますが、毎年毎年で見るとずれが生じるわけです。ということで、上の表のように立春がずれてきて、とうとう来年は2月3日になり、節分が2月2日になるのです。参考までにここ数年の主な節気の推移の表もあげておきます。節気とは地球が公転軌道上の定められた位置に来た時の日にちですので、立春が1日早くなるからと言って、他の節気も揃ってズレるわけではありません。
詳しく知りたい方は国立天文台の、下記のページを見てください。
節分の日が動き出す:https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/topics/html/topics2021_2.html
秋分の日が動き出す:https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/topics/html/topics2012_2.html
2020/10/01
中秋の名月
2020/09/22
秋分の日
2020/09/08
中秋の名月 & 豊年棒
2020/08/30
ひぐらし(その2)
https://www.data.jma.go.jp/sakura/data/index.html
2020/08/10
立秋
やっと長い梅雨が明けたばかりで、これから暑さ本番という時に「今日から秋です」、「これからは暑中見舞いではなく残暑見舞いです」と言われてもピンと来ませんね。なぜ現在の日本では色々な行事と季節感にズレがあるのでしょうか?
まず旧暦(月の動きに基づいた太陰暦)と新暦(太陽の動きに基づいた太陽暦)の違いです。旧暦から新暦への移行の時に、旧暦の明治5年12月3日が新暦の明治6年1月1日になりました。そのため新暦ではおよそ1ヵ月季節が早くなり、3月3日の「桃の節句」にはまだ桃の花が咲かず、七夕は梅雨の真っ最中というようなことになりました。
私はかなり長い間、二十四節気のズレもこの旧暦と新暦の問題だろうと思っていました。でも例えば二十四節気の「夏至」の最初の日の「夏至の日」は昼間が一番長い日ですが、実は1ヵ月ズレていて昼間が一番長い日は7月20日頃だなんてことは決してありませんよね。この「夏至」や「春分」・「秋分」でわかる通り、二十四節気は太陽の動きを元に決められている訳ですから新暦の季節感と合わなければおかしいはずです。実はこの二十四節気は古代中国で太陽の動きを元に作られたのですが、その当時の文化の中心だった黄河流域、今でいう華北地方の気候を元にしているからなのです。日本でいう東北地方北部と同緯度の大陸性気候と四方を海に囲まれた島国日本の気候とでズレが生じているのです。中国の華北地方では今頃になると本当に秋の気配を感じるのでしょうね。
(http://www.i-nekko.jp/shinrekitokyureki/ の記事などから抜粋。イラストも借用)
2020/08/01
梅雨明け
(以下、https://www.excite.co.jp/news/article/00091150648503/から抜粋)
そもそもなぜわざわざ「梅雨入り」「梅雨明け」を発表するのか。気象庁天気相談所によると「梅雨入りの発表は、雨の季節が始まると大雨などもおこりやすいため、大雨に備えてという防災的な意味あいから行っている」とのこと。これは歴史が古く、はっきりした資料は残っていないそうですが、過去のメモによると、昭和30年頃には『お知らせ』というかたちで行われていたそうです。「ただし、当時は、問い合わせや報道に向けた『お知らせ』であり、これが今のような『気象情報』として正式に発表されるようになったのは昭和61年から」だそうです。
ちなみに「お知らせ」だった時期も含め、長年にわたって梅雨入り・梅雨明けの発表は「○日」と、特定の1日を指していたのですが、これが平成7年に「梅雨は季節の現象で、幅のあるものなので、『○日』と特定することはできない」と、月を上旬・中旬・下旬、さらにそれぞれ前半・半ば・後半に9分割に変化しました。つまり、『6月中旬の前半』とか、そういう幅をもたせた表現になりました。しかし、この表現には「具体的な日にちが出ないとわかりにくい」という意見がたくさんあったため、平成7、8年の2年だけで終わりました。結局、平成9年からは「具体的な日にちを出しつつ、幅も持たせる」ということで現在のスタイル「○日頃」という発表になり、そのまま落ち着いているのだそうです。
梅雨入り、梅雨明けはどうやって決めるのか。一定降水確率が一定期間続いたらなど、目安があるのかについては「これまでの天候の経過とこの先1週間の予想にもとづいての判断で、数字の目安はありません」とのことです。
2020/07/25
ひぐらし
子供の頃は、夕方ひぐらしが何となく物悲しい声で「カナカナカナカナ・・・」と鳴くと「夏休みももう終わりだなぁ~」という気になったものです。俳句でも『せみ』は夏の季語ですが『ひぐらし』は秋の季語になっています。それなのに、梅雨の最中にひぐらしの声を聞くとは、やはり異常気象の影響なのでしょうか?
2020/07/21
土用の丑の日
土用の丑の日といえば「うなぎ」です。この習慣については諸説あり、いちばん知られているのは江戸時代に平賀源内が知り合いのうなぎ屋から夏に売れないうなぎを何とか売るために相談を受け「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めたのが始まりという説ですが、出典は不明で文献による裏付けはないそうです。なお、鰻の旬は冬眠に備えて身に養分を貯える晩秋から初冬にかけての時期であり、夏のものは味が落ちるとされるそうです。(Wikipediaより抜粋)
私は夏のうなぎでも十分おいしいとおもいますが、昨今はシラス(うなぎの稚魚)の不漁による値上がりで手の出しにくい値段になってしまいました。
2020/07/13
長雨
2020/07/07
七夕
七夕は、奈良時代に中国の宮中行事が日本に伝わり、日本古来の豊作を祈る行事の「棚機(たなばた)」と融合し、宮中や貴族の女性たちが針仕事の上達を願って、織姫と彦星に祈る行事となりました。その時、笹や竹はお供え物として捧げられました。それがいつしか宮中で、梶の葉に和歌を書き、書の上達を願う風習とも合わさり、短冊に願い事を書いて笹竹に吊るすようになりました。その後、江戸時代に幕府が「五節句」の一つとして「七夕(しちせき)の節句」として定め、それが庶民の間に広まっていきました。(小学館のHugKumより抜粋)
詳しく知りたい方は、小学館のHugKumの七夕の記事(https://hugkum.sho.jp/145996)を参照してください。
2020/06/21
夏至
昼間の長さは夏至の日が一番長いですが、日の出が一年中で一番早く日の入りが一番遅いというわけではありません。今年は日の出が一番早いのは6月13日で4時16分57秒、日の入りが一番遅いのは6月28日で19時06分39秒です。
太陽が地平線近くにある時は空気による屈折で光が曲げられ浮き上がって見えますので、太陽が地平線の下にあるのに地平線にかかっているように見えます。日の出・日の入りの時刻はこの屈折を考慮して計算されていますので、実際は日の出の時刻になっても太陽はまだ地平線の下、日の入りの時刻には既に地平線の下に沈んでいることになります。この差は東京で約3分、高緯度になるほど差が大きくなります。
また今日の夕方は日本全土で日食が見られます。インド北部~台湾では金環日食となりますが、日本では部分日食で東京では食分0.47で太陽直径の47%が隠されます。南に行くほど大きく欠け、石垣島では食分0.93となります。17時少し過ぎた頃に欠け具合が最大となります。部分日食とは言え、日本の広い範囲で見られる日食は次回は2030年まで起こりませんので、ぜひとも見たい現象です。ただ、天気予報によると栃木県は曇りなので、ちょっと難しいかもしれません。
もし、天気が良くて見られるとしたら観察時には目の保護に十分注意しましょう。部分日食とは言え、直接太陽を見ることは厳禁です。必ず専用の観察器具を使用しましょう。サングラスや黒いビニール袋など日食観察に使えそうなものでも、可視光線が十分カットされていなかったり、紫外線や赤外線といった目に有害な光線を通したりすることがあるので危険です。