2020/06/21

夏至

夏至のイメージのイラスト
今日6月21日は夏至です。昼間の時間(日の出:太陽の上縁が地平線にかかった時~日の入り:太陽の上縁が地平線に隠れた時)が一年中で一番長い日です。ここ、西那須野では今日の日の出は4時17分48秒、日の入りは19時05分55秒で昼間の長さは14時間48分07秒です。ちなみに今年の冬至の日(12月21日)は9時間44分26秒ですので、なんと5時間03分41秒も差があります。

昼間の長さは夏至の日が一番長いですが、日の出が一年中で一番早く日の入りが一番遅いというわけではありません。今年は日の出が一番早いのは6月13日で4時16分57秒、日の入りが一番遅いのは6月28日で19時06分39秒です。

太陽が地平線近くにある時は空気による屈折で光が曲げられ浮き上がって見えますので、太陽が地平線の下にあるのに地平線にかかっているように見えます。日の出・日の入りの時刻はこの屈折を考慮して計算されていますので、実際は日の出の時刻になっても太陽はまだ地平線の下、日の入りの時刻には既に地平線の下に沈んでいることになります。この差は東京で約3分、高緯度になるほど差が大きくなります。

また今日の夕方は日本全土で日食が見られます。インド北部~台湾では金環日食となりますが、日本では部分日食で東京では食分0.47で太陽直径の47%が隠されます。南に行くほど大きく欠け、石垣島では食分0.93となります。17時少し過ぎた頃に欠け具合が最大となります。部分日食とは言え、日本の広い範囲で見られる日食は次回は2030年まで起こりませんので、ぜひとも見たい現象です。ただ、天気予報によると栃木県は曇りなので、ちょっと難しいかもしれません。

もし、天気が良くて見られるとしたら観察時には目の保護に十分注意しましょう。部分日食とは言え、直接太陽を見ることは厳禁です。必ず専用の観察器具を使用しましょう。サングラスや黒いビニール袋など日食観察に使えそうなものでも、可視光線が十分カットされていなかったり、紫外線や赤外線といった目に有害な光線を通したりすることがあるので危険です。

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