2022/11/26

干し柿が鳥につつかれて困っています

干し柿は順調に出来ていて、もう400個以上作りました。しかし今年は鳥につつかれて困っています。今まで干しているのをつつかれたことはありません。今年が初めてです。つついているのを見かけたことはありませんが、気付くと干し柿の下の方が食べられています。1個を集中して食べてくれればまだ良いのですが、みんな少しずつつついて、既に30個以上が被害に遭いました。ヒヨドリが毎日柿の木に来ていますので、つついているのはヒヨドリだと思うのですが、見たわけではないので確証はありません。

対策として上からネットを掛けたのですが、何と、ネットを掛けた後、奥に干してあるのの一番端のがやられました。手前側の竿にもネットが掛けてありますから竿には止まれないと思うのですが、どこからどんな姿勢でつついているのでしょうか?謎です。


 

2022/11/22

チロ(その110):霧の中の散歩

今朝は結構な霧でした。先週の日曜日の朝も霧が深かったですが、今朝もそれに負けないくらいの深い霧でした。雨の嫌いなチロですが、霧は全く気にしないようで、喜んで散歩に飛び出して行きました。家の前の霧の風景を写真を撮っていたら、ちょうど散歩から帰ってきましたので、ぼんやり見える辺りから写真に撮ってみました。霧の中の白い犬はなかなか幻想的です。




  

2022/11/20

柚子の黄金煮とジャムを作りました

早速柚子を採ってきて黄金煮とジャムを作りました。黄金煮の詳細とレシピは昨年の11月17日のブログを見てください。




ジャムは、今回はパンに塗ったりヨーグルトに入れたりする用ではなく、柚子茶用に作りました。お湯で割って飲んだ時にちょうど良い甘さになるように、普通のジャムよりだいぶ甘くしてあります。普通のジャムの時は柚子1kg分の皮に砂糖300gで作るのですが、柚子茶用の時は450gと1.5倍入れて作ります。

今回、黄金煮を煮ながら柚子茶用の皮の千切りを作っていたら、千切りに集中しすぎて、ちょっと煮詰めすぎてしまいました。そのため、いつもより少し硬めになってしまいましたが、中はまだ十分柔らかかったので何とか助かりました。油断大敵です。


2022/11/17

柚子が採り頃です。柿の「やや不作」情報は訂正です

今年も柚子が生りました。いい色になって採り頃です。



去年は大豊作で、柚子ジャムや黄金煮、またご近所にもお裾分けし、頻繁に柚子風呂にもしたのですが、採ったのはせいぜい2~3割くらいで、ほとんどは落果させてしまいました。

今年は数は昨年の半分程度ですが、それでも使い切れないでしょう。数が少ない分、大粒で形の良いのが多いようです。今はまだ干し柿で忙しいので、もう少ししたら採って柚子ジャムや黄金煮を作る予定です。

柿ですが、最初に見た時は去年の半分強くらいでやや不作かなと思っていたのですが、葉っぱがたくさん付いていた時だったので、見立てを間違ったようです。既に500個以上採って、まだ下のような状態ですので、数だけは昨年同等以上生ったようです。ただ、粒の大きさは昨年には敵いません。そのようなわけで、もう少し干し柿で忙しいです。小粒ですが、毎年配っているところには十分行き渡りそうです。




2022/11/11

チロ(その109):ひっつき虫

チロが庭から帰ってきたら、すごいことになっていました。




からだ中にひっつき虫をいっぱいつけたまま、クッションの上に上がり込みました。しかもくっつけてきたのはセンダングサやイノコズチのようにとげでくっつく種ではなく、粘液でベタベタくっつく種でした。チヂミザサの仲間だと思います。とげでくっつく種ならパタパタ払えば落ちるし、落ちたものは掃除機できれいにできますが、ベタベタ付くのはだめです。これがクッションやふとんに付いたら大変なので、お座りさせてから押さえつけて、手で一つ一つ取りましたが、指先がベタベタになってしまいました。



散歩でセンダングサやイノコズチの種を付けて帰ってくるのは良くありますが、庭でこんなにベタベタを付けてきたことは記憶にありません。庭にはチヂミザサ(コチヂミザサかも?)があるのは一角だけなのですが、そこがチロのお気に入りの場所なのでしょうか?


2022/11/08

皆既月食と天王星食

ちょっと雲が出て心配したのですが、天王星が皆既月食中の月に隠されるところが撮れました。コンパクトデジカメでも何とか写りました。上が隠される35分前、中が隠される2分前、下がちょうど隠された時です。暗い天王星が写るように少し露出を長めにしましたので、月が実際よりも明るく写っています。

 



【 撮影データ 】
撮影日時:(上)2022年11月8日20時07分、(中)同20時40分、(下)同20時42分
カメラ:Panasonic DC-TZ95
f=129mm(35mm換算で720mm)
ISO 3200
絞り F7.1
シャッター速度 1/2秒 三脚使用


上の写真は皆既月食の真っ最中、中と下の写真はほぼ終了時刻です。写真の露出時間は全て同じなのですが、中と下は月が地球の影の端に来ていますので、地球の空気層で散乱された太陽の光が当たり、少し明るくなっています。

2022/11/05

11月8日は442年ぶりの特別な皆既月食です

11月8日は皆既月食です。私は天文関係が好きなため、説明が少し趣味に走って長くなるかもしれませんが、ご容赦ください。

皆既月食自体はそれほど珍しいものではなく、2~3年に1回程度は見られます。前回は昨年5月26日でしたが、この辺りでは残念ながら曇りで見ることが出来ませんでした。次回は2025年9月8日です。なお、昨年11月19日には食分98%のほぼ皆既といっていい月食もありました。

今回は何が特別かと言うと、皆既月食中に惑星食(惑星が月に隠される現象)が起きるのです。月の惑星食自体もそれほど珍しいものではなく、今年日本で見られるものは2回です。しかし皆既月食中に惑星食が起きるのはとても珍しいことで、前回は1580年7月でしたので442年ぶりになります。そして次に起きるのは2344年7月ですので322年後になります。

ただちょっと残念なのは、今回隠される惑星は天王星で暗い6等星ですので、肉眼で見るのはまず無理でしょう。望遠鏡か双眼鏡があれば見ることができると思います。現時点での天気予報は「晴れ時々曇り」という微妙な状況ですが、晴れていましたらいつものデジカメで写真に撮れるかどうか頑張ってきます。

私の持っている天文シミュレーションソフトで調べてみましたら、今回の皆既月食は月が地球の影の中心近くを通るので、皆既の時間が長く19時17分~20時42分と1時間25分も続きます。そして天王星が月に隠されるのは、ここ西那須野ではちょうど皆既月食の終る20時42分で、月から出てくるのは21時27分です。ここより南にある宇都宮ではそれより少し早く20時41分に月に隠され、出てくるのは21時26分です。

隠される直前の月と天王星の位置関係は下のようになります。


このようなことに興味のある方は、国立天文台の暦計算室をご訪問ください。天文や暦に関することがたくさん載っています。


2022/11/02

5回目のコロナワクチン接種を受けてきました

栃木県のコロナ新規感染者数が、昨日は1,171名と41日ぶりに千名超えとなりました。今日も夕方のニュースによると1,146名と千名超えだそうです。これだけ規制を緩めたのですから当然の結果でしょう。県の試算によると、まだまだ増えてこの冬のピーク時には1日当たり7千名弱の新規感染者が出ると予想しているようです。

市から先月下旬に5回目のワクチン接種の案内が届きました。4回目までは接種間隔は6ヵ月以上でしたが、今回は3ヵ月以上に大幅短縮されました。私たちは4回目の接種は7月2日でしたので、もう受けられます。11月1日からは第7波の原因となったオミクロン株BA.5対応のワクチンが供給されるとのことでしたので、11月初めは混みあうかと思ったのですが簡単に予約が取れ、今日、集団接種会場(東那須野のザ・ビッグエクストラ那須塩原店)でワクチン接種を受けてきました。10月からずっとやっている会場だけあって、流れがとてもスムースでした。


BA.5変異株は世界中で大流行を引き起こしました。日本ではまだBA.5が主流ですが、既に次の変異株BQやXBBが主流になってきている国がたくさんあります。日本国内でもこれら変異株の感染者がでてきていますので、そのうちに主流が置き換わるでしょう。今回のBA.5用のワクチンがこれらにも効果を発揮すれば良いのですが・・・。いつまでこのいたちごっこが続くのでしょうか?

今年の冬はコロナとインフルエンザのダブル流行が懸念されています。通常、別なワクチンは2週間以上間隔を空けないといけないらしいですが、厚生省からコロナワクチンとインフルエンザワクチンは間隔を空けずに同時接種しても良いという通達が出ていますので、インフルエンザワクチンも明後日接種するように予約しました。


≪ 11月3日追記 ≫
今回は副反応がとても軽く、注射した部位の痛みもほとんどありません。もちろん発熱や倦怠感もありません。これで本当に抗体が出来るのか心配になるほどです。


2022/10/31

我が家の柿は今年はやや不作です

我が家の柿は今年はやや不作です。柿の豊作・不作が1年おきとも言われますが、ここ数年まあまあの豊作が続いていたので、ちょっと残念です。数が少ないだけでなく、粒も小さく、それに加えて色付くのも遅いです。例年ですと10月中旬には干し柿を作り始められるのですが、今年は月末になってもまだ少々早い感じです。葉の落ちるのも遅く、まだしっかりと残っています。温暖化の影響でしょうか?


別に意味はないのですが、10月中には干し柿を作り出したいので、とりあえず100個ほど作ってみました。去年は干し柿が約600個、樽抜きと熟し柿が約100個と計700個ほど採れたのですが、今年はその半分強というところでしょうか。毎年楽しみに待ってくれている人に何とか行き渡ればいいのですが・・・



2022/10/30

チロ(その108):初ストーブ

だいぶ寒くなってきました。でも私は寒さには結構強いので、こたつはしばらく前から使っていますが、まだ居間のストーブは点けていません。

本格的に寒くなる前に、ストーブの具合を見ておこうと思って試運転を行いました。我が家の居間のストーブは換気のいらないFF式の石油ファンヒーターです。点火する前に予熱が必要で、点火までにちょっと時間がかかります。そして点火の時には「チチチチチチチチ、ポッ」いうような音がします。

今日、試運転で「チチチチチチチチ、ポッ」という音を聞いた途端、ソファーで寝ていたチロがパッと飛び起きてストーブの前に駆けていきました。音をちゃんと覚えているんですね。まだそれほど寒くないと思うのですが、ストーブの前に陣取って気持ち良さそうに丸まってました。ますます野性味が失われてきています。


しばらくたったら、やはり熱かったのか、吹き出し口から離れたところに移動しました。まだ生え揃ってはいませんが、一応冬毛も生えてきていますので、このくらいの陽気ならストーブの前に行かなくても良いと思うのですが・・・


ストーブが正常に稼働するのを確認しましたが、この石油高ですと、運転するのをためらってしまいます。でも、本格的に寒くなってきたら、チロのためにストーブを焚いてあげましょう。と、チロをだしにしてストーブを点けることにします。


2022/10/26

プリウスのヘッドライトをきれいにしました

プリウスは長年乗っているので、ヘッドライトのレンズが白く曇ってきました。今の車のヘッドライトのレンズはプラスチック(ポリカーボネート)なので、表面に劣化防止のコーティングはされていますが、ある程度の年数が経過すると、紫外線による経年劣化で白く曇ってしまうのは仕方ありません。もっとひどくなると黄ばんできます。仕方ないとはいえ、見栄えが良くないのと、ヘッドライトの明るさにも影響を与えますので、きれいにすることにしました。自動車屋さんに持って行けばコーティングも含めて1万円程度でやってくれますが、処理キットを買って自分でやってみました。

処理キットには塗るだけで汚れと曇りが取れるというクリーナーが入っていましたが、ちょっと信じられないのでこれは使わずに、より確実にきれいにするため、研磨剤で研磨して劣化した表面をきれいにしました。研磨時に塗装を傷つけないようにマスキングテープをします。研磨剤は数種類持っていますが、最終仕上げ用の一番細かいものを使いました。これはハーモニカを調律のために預かった時に、カバーを磨いている研磨剤です。


研磨が終わりました。曇りは取れてきれいになりましたが、このままではまたすぐに劣化してしまいますので、劣化防止のための保護材をコーティングします。


保護材をコーティングして、完全に硬化するまで24時間待ちます。24時間経ったらこのようになりました。見かけは新品同等です。



実質の作業時間は1時間程度でした。思ったよりも簡単にきれいになりました。これでまたしばらく、気持ちよく乗ることができます。


2022/10/22

コキア、1万1千分の1の規模?

我が家の庭のコキアがきれいに色付きました。種もたくさんついているので、来年も生えるのではないかと思います。

コキアというと茨城県のひたち海浜公園が有名で、紅葉が見頃になると毎年ニュースで放映されます。今年もつい先日放送されていました。ひたち海浜公園のホームページによると、今年は約3万3千本とのことですが、コキアは1年草なので毎年種まきをして苗を育てて植えなければなりません。大変な仕事ですね。我が家のはひたち海浜公園の1万1千分の1の規模です。



数年前、ひたち海浜公園にコキアの紅葉が見頃の時に行ってきましたが、すごい人出でした。とても広い駐車場なのですが、それでもほぼ満車で、端の遠いところに止めてだいぶ歩かされました。私たちが行った時は今年の3万3千本よりは少なかったですが、それでも十分に見ごたえのある紅葉でした。




ひたち海浜公園は実はコスモスもすごいんです。コキアの紅葉とコスモスの見頃がほぼ同じ時期ですので、両方堪能できます。普通のコスモス以外に、黄色やオレンジ色などの変わりだねもありました。今年のコスモスは何と283万本だそうです。ちょっと想像できない数ですね。
 

2022/10/19

紅玉が出始めましたので、今年もアップルパイを作りました

秋になっていろいろなリンゴが出回り始めました。その中に紅玉を見つけましたので、今年もアップルパイを作りました。

紅玉にシナモンをしっかり効かせて煮て、 レーズンをラム酒に漬けてラムレーズンも作り、たっぷり入れました。さすが紅玉で、レモン汁は一滴も使っていないのに、爽やかな酸味があり、自分で言うのも何ですが、とても美味しく出来ました。


ラムレーズンですが、今まではタッパーウェアにラム酒を入れて、その中にレーズンを入れて一晩浸して作っていたのですが、家内から「フリーザーバッグで作るといいよ」と教えられて、フリーザーバッグで作ってみました。確かにラム酒が必要最少量で済み、無駄が出ません。それにフリーザーバッグのまま電子レンジでちょっと加熱すると、ラム酒がすぐに染み込んで柔らかくなります。いいアドバイスでした、さすが主婦です。


出来上がったラムレーズンがいつのまにか減っていて、作り足しました。教えたお礼として家内がつまんだようです。ラムレーズンはそのまま食べても美味しいですもんね。


2022/10/16

チロ(その107):歯をきれいにしてもらいました

チロは歯磨きをいやがってさせてくれないので、歯の汚れが目立ってきました。という訳で、昨日かかりつけの獣医さんで歯石と歯の汚れを取ってもいました。全身麻酔で行うので一日がかりの日帰り入院です。せっかくなので、ついでに健康診断(血液検査)もしてもらいました。

処置が終わって、夕方迎えに行きました。麻酔が切れてからあまり時間が経っていなくて本調子ではなかったのか、帰りの車の中ではごほうびのおやつも食べず、ずっと後席で丸まっていました。家に帰ってきてからもしばらくおとなしかったのですが、夕飯を食べた後頃からいつものチロに戻り、遊んでもらいたくてドアストッパーを咥えてきてガウガウしてました。歯は下の写真の通り、とてもきれいになりました。



我慢して写真を撮らせてくれていましたが、そろそろ限界のようです。口をいじられるのに抵抗して、もうこれ以上撮らせてくれません。


なお血液検査の結果は『平均赤血球容積』が正常範囲よりちょっと低めだった以外は全く問題なく「健康そのもの」という診断でした。ちょっと健康すぎて、元気良すぎる気もするのですが・・・。調べたところ『平均赤血球容積』は貧血の判定に用いる指標の一つですが、測定値ではなく、測定した『ヘマトクリット値』を『赤血球数』で割って得られる計算値です。チロの場合は、正常範囲内で『ヘマトクリット値』が低めで『赤血球数』が高めだったため、割り算した『平均赤血球容積』正常範囲からわずかに低く外れてしまったようです。


2022/10/12

免許証更新講習:新認知機能検査と高齢者講習

運転免許証更新の講習を受けてきました。今回初めて「認知機能検査」を受けてきました。

法改定により今年の5月13日から講習の内容が変更になりました。また、過去3年以内に信号無視や速度超過などの一定の違反をした人は「運転技能検査」も受けなければならなくなりましたが、私は幸いにも違反がなかったので「認知機能検査」と「高齢者講習」だけで済みました。


今回新しくなった「新認知機能検査」の流れを簡単に説明します。改定されたとは言え、従来と大きな違いはありません。

1. 検査を受ける教室で待機しています。教室の前にある黒板には最後の検査で問われる今日の日付・曜日が貼ってあります。開始時刻(私の場合は9時でした)になると試験員が入ってきて回答用紙を配ります。試験員からの説明の後、解答用紙の表に名前と生年月日を記入します。

2. その後、4つのイラストが描かれた絵を、覚えるヒント(例えば「この中に楽器があります。それは何ですか?オルガンですね」などと説明があります)とともに約1分間見せられます。これを4枚見せられます。合計16のイラストです。絵は4パターンあり、この中のどれかが出題されます。私の時はパターンCでした。






3. 次に下の回答用紙に指示のあった2つの数字(例えば3と8)を斜線で消していきます。時間は30秒です。続いて別の3つの数字(例えば2と5と9)が指示されますのでそれも斜線で消して行きます。時間は同じく30秒です。実は、これは次の試験(イラストを思い出して書く)に移るまでの時間を取るためのもので、採点はされず点数には全く関係ありません。


4. 次に下の回答用紙に、先ほど見せられた16のイラストを思い出して、出来るだけたくさん記入します。一つの枠に2つ以上の答えを書くと不正解になります。回答時間は3分間です。


5. 次は思い出すためのヒントが書かれた回答用紙に記入します。回答時間は同じく3分間です。


6. 最後の検査です。下の回答用紙に記入します。回答時間は2分間です。教室の前の黒板に今日の日付・曜日が貼ってありますが、この検査の前に隠されます。「今は何時何分ですか?」は現在の時刻です。ここまででだいたい検査開始から30分たっているはずですので、検査開始が9時でしたら9時30分頃のはずです。前後30分以上ずれると不正解となります。


さて、気になる採点ですが、配点は全て警察庁のホームページで公表されています。

イラストを思い出す検査は、ヒントなしで正解したものは2点、ヒントをもらって正解したものは1点です。イラストは16ありますので、ヒントなしで全問正解なら32点です。

最後の問題は、「年」が正解なら5点、「月」が正解なら4点、「日」が正解なら3点、「曜日」が正解なら2点、「時刻」が正解なら1点で、全問正解なら15点となります。

イラストを思い出す検査の点数をA、日時の検査の点数をBとすると
   総合点数=2.499×A+1.336×B
で計算して36点以上なら『認知症のおそれなし』と判断されます。

何でこんな変な式を使うのかわかりませんが、計算すると一応満点は100点になります。概算で計算すると、日時で全問正解すると総合点数は20点になりますので、合格するには総合点数であと16点、すなわちイラスト思い出しで7点取れば良いことになります。16のイラストのうち、ヒントなしで4つ正解すれば合格です。改定前は受講者に点数が知らされたのですが、改定後は点数は教えてもらえなくなって、『認知症のおそれあり』か『なし』かが通知されるだけです。

『認知症のおそれなし』と判定されると「高齢者講習」に進むことができます。
高齢者が運転する時の注意すべき点などのDVDを見て、機械で視力を測定し、その後実際に車に乗って個人指導を受けます。実車運転は試験ではないので合格・不合格はありません。(一定の違反をした人は「運転技能検査」ですので、これは採点されて、70点未満の場合は不合格となります)

実車指導では、以前はあった「バック車庫入れ」がなくなって、代わりに「段差乗り上げ」が入っていました。10cmくらいの段差の手前で止まって、それからアクセルをちょっと踏んで前進で乗り上げ、すぐにブレーキを踏んで止まります。私の普段乗っている車は低回転でもトルクの大きいディーゼルエンジンですので、このような段差乗り上げはとても楽です。そのような車に慣れている私には、教習所の車のアクセル加減がちょっと難しかったです。


「認知機能検査」については警察庁のホームページに検査に使うイラストや採点方法等が書かれていますので、詳しく知りたい方は下記のURLをクリックしてください。イラストを事前に見て覚えてしまうと検査の意味がなさそうですが、事前に見て覚えられるくらいなら認知機能に問題なしということなのでしょう。


「高齢者による事故が多いので高齢者は免許を返納すべし」という声を聞きますが、下のURLの記事によると、警視庁の統計では実際は高齢者の事故比率は多くなく、交通事故を起こしているのは圧倒的に20~30代が多いとのことです。高齢ドライバーによる事故はインパクトが大きく、ニュースに取り上げられやすいために‟高齢ドライバー=危険”という印象になっているようです。また高齢ドライバーが免許を返納すると、6年後の要介護率が2.16倍も高くなるという筑波大教授の研究結果もあります。運転をやめたことで家に引きこもり、活動意欲が低下することで認知症が進行する原因になるようです。


ただ年齢とともに運転に必要な注意力、判断力、空間認識力、情報処理能力や反応能力が落ちてくるのは事実ですので、免許更新後は今まで以上に気をつけて運転しようと思います。