一昔前に、花にカメラを向けるとその花の名前を表示してくれるアプリがありましたが、その拡張版のようなものです。当初は認識精度もあまり高くなく、iPhoneで使えなかったこともあり、評判もいまいちだったのですが、数回のアップデートを重ねてiPhoneにも対応し、認識精度も大幅に向上して非常に便利なアプリとなりました。以下のようなことができます。
①画像検索
「検索」を選んでカメラを向けてシャッターボタンを押すだけで、花や鳥の名前、犬の犬種、建物や観光地、自動車の車種や絵画等、いろいろな情報を表示してくれます。実際の物でも写真でも大丈夫です。
アジサイの写真にカメラを向けると、こんな具合に表示されます。
②製品の名前や値段を調べる
「ショッピング」を選んでカメラを向けてシャッターボタンを押すだけで、製品の名前を教えてくれます。その製品を扱っているネットショップを調べることもできます。製品の名前がわからなくても調べられるのはとても便利です。我が家で使っているサーキュレーターの場合はメーカー名だけでなく型番まで正しく表示してくれました。
③外国語を翻訳できる
私は英語は外国に行っても何とかなる程度には話せますが、英語以外は全くダメです。特に海外に行って困るのがレストランのメニューです。英語圏以外の国でも観光客がたくさん訪れるようなレストランは英語のメニューが(時には日本語のメニューも)用意されておりますが、メインストリートから離れた小さなレストランに入ると現地語のメニューしかない場合が多く、ウエイター、ウエイトレスも現地語しか話せない場合が結構あります。そこで料理を頼むのもどんなものが出てくるかスリルがあって楽しいのですが、やはりある程度わかったほうが安心です。
そのような時にこのアプリが役に立ちます。この写真はレストランのメニューではなく、イタリア語で書かれたコンサートの表紙部分ですが、これにカメラを向けると画面上で日本語に翻訳して表示してくれます。現時点での対応言語は108言語ということなので、通常、旅行に行く国にはほとんど対応していると思います。
④印刷された文字や手書き文字をテキストに変換して保存する
例えばメモしてもらった連絡先を電話帳に入力する場合、画像中の文字をテキストに変換して貼り付ければ、手入力せずに済みます。手書き文字の変換精度はいまいちのところはありますが、印刷された文字はかなり正確に読み取ってくれます。
⑤その他
バーコードやQRコードを読み取ることが出来ます。たとえば、商品のバーコードを読むと、その商品の情報を表示し、ネットショップを調べることも出来ます。本のバーコードを読めば、書名や著者名、レビューなどその書籍に関連するさまざまな情報が表示されます。
その他にも、私はまだ使ったことはありませんが、レストランで料理の情報を得たり、服やアクセサリーの写真や画像から、知りたい情報を得ることも出来ます。若者向きですね。
スマホ内の保存してある写真をGoogleの『フォト』で表示させると、下に『レンズ』のアイコンが表示され、そこで直接画像検索や翻訳などを行うことが出来ます。『フォト』以外の画像表示アプリの場合は、残念ながら使えないようです。
なお、XperiaやPixelなどの一部の機種ではカメラにこのアプリが組み込まれていて、写真を撮る時にも使えるようになっているようです。
その他にも、ここで書ききれなかった機能があります。興味を持たれた方はインターネットで検索してみてください。詳しい情報がたくさん見つかります。これが無料で使えるアプリとは本当に驚きです。
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