2021/09/10

渋皮煮

今日スーパーで栗を売っているのを見つけましたので、早速買って来て、今年も渋皮煮を作りました。

渋皮煮は結構手間がかかります。特に鬼皮を剥くのが大変で、剥く時に渋皮にキズを入れてしまうと、煮ているうちに、そこから渋皮が剥がれてしまい、程度がひどければ煮崩れしてしまいます。鬼皮を剥く方法・道具はいろいろありますが、何種類か試して、3年前からは爪切りで有名な諏訪田製作所の「栗の皮むき鋏」とダイソーの「栗皮ピーラー」を使っています。



実際に剥く時は、鬼皮を柔らかくするためにお湯で4~5分煮て、そのままでは熱くて手で持てないので、それを水に入れて冷やしてから、この皮むき鋏で剥きます。とても便利なのですが、注意しないと渋皮まで削ってしまいます。下のザラザラの部分(座と言うらしいです)がうまく剥けない時は、右側の栗皮ピーラーを使うと剥きやすいです。しかし剥きにくいものはザラザラ部分と渋皮が密着していますので、渋皮まで一緒に剥けてしまうことがあるので要注意です。注意して注意してやっても、私の腕ではきれいに剥けるのは6~7割程度です。まあ、少しくらい渋皮にキズが入っても、出来上がりの外観が悪くなるだけで、食べる分には十分おいしいのですが、やはりプライドに係わります。

鬼皮を剥き終わったら、渋皮のあく抜きのために、重曹を入れた水で煮て茹でこぼすのを3回繰り返し、その後、水で煮て茹でこぼしてから、最後に砂糖を入れて煮詰めます。茹でこぼしの回数を増やすほど、渋皮の色が薄くなり、仕上がりがきれいになりますが、回数を増やすほど渋皮の剥がれと煮崩れが多くなりますので、私は重曹水3回、水1回にしています。これですと色はかなり濃いですが、あくは十分に抜けていて、えぐみは全く感じません。とてもおいしいのですが、血糖値が上がりそうなので食べ過ぎには要注意です。



 

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