柿の実がだいぶ大きくなってきましたが、残念ながら今年は不作のようです。まだ葉っぱが茂っていますので隠れてはっきりしませんが、とても少ないようです。家内は「100個もないんじゃないの?」と言っています。まあ、100個以下ということはないでしょうが、そう思われるほど少ないです。ちなみに豊作の年はこの柿の木1本から1,000個以上採れます。
果樹には豊作年(表年、なり年)と不作年(裏年、不なり年)が交互に訪れる性質があり、特に柿はこの性質が強いと言われています。専門用語では隔年結実というらしいです。隔年結実の理由は、果実の肥大する時期に翌年の花芽の形成も行われるためで、豊作の年には花芽の形成に回る養分が少なくなるので翌年は花が少なくなり、花が少ない年は果実も少ないので養分を花芽の形成に使えるため翌年が豊作になるからと言われています。果樹農家はそれでは困るので、摘果を行い適切に着果量を管理することで隔年結実現象を防いで(軽減して?)いるようです。でも、ほったらかしの我が家では隔年結実は仕方のないことです。
ちなみにここ数年の我が家で作った干し柿の数は以下の通りです。
2015年 558個
2016年 856個
2017年 306個
2018年 1,100個
2019年 336個
2020年 526個
2021年 572個
2022年 906個
この他に樽抜きや熟し柿を作ったり知り合いに生柿をおすそ分けしていますので、実際に収穫した数はこれより100個以上は多いですが、たくさん採れた次の年は少ないというのははっきりしています。そうするとやはり今年は不作の年なのでしょうが、それにしてもとても少ないようです。毎年干し柿を期待して待っていてくれる皆さん全員に行き渡るかどうかちょっと心配です。