私のマツダ2には、ハンドル部にあるスイッチでシフトチェンジができるパドルスイッチがついています。私のマツダ2はもちろんオートマですが、パドルスイッチを操作することで、あたかもマニュアルの6段ギヤのようになります。
このパドルスイッチはF1のレースカーに使われたのが最初で、その便利さから、最近は多くの車に採用されており、一部の軽自動車にも採用されています。これのついている車に乗っている方も結構いるのではないでしょうか?とは言え、ついているけどどう使ったらよいかわからず、一度も使ったことがないという方もかなりいるようです。実際、今の車ならオートマでドライブ(Dレンジ)で走っていて特に問題を感じることはないはずです。
パドルシフトの効能として一般的に言われているのは、① 好みのギヤを瞬時に選べるのでスポーティーな走行が楽しめる、② オートマがギヤを切り替えるより早めにシフトアップすること燃費が良くなる、という点です。しかし、私はもうギヤを頻繁に切り替えて加速を楽しんだりするスポーティな走行を楽しむ歳は過ぎましたし、最近のオートマは非常に優秀で、人間が手動でギヤを操作するよりも燃費が良いとも言われています。まあ、燃費を気にするなら、運転方法よりも出歩くのを減らすのが一番かもしれません。
私がパドルシフトが便利だと思っているのは、エンジンブレーキを使う下り坂です。プリウスの場合は、エンジンブレーキ用としてBレンジがついています(車種によってはLと表示されているものもあります)。下り坂でちょっとスピードが出ている状態でエンジンブレーキをかけようとしてBに入れると、とたんにエンジン回転が大きく上がって音も大きくなり、急激にエンジンブレーキがかかります。DとBしかないのですから2段ギヤのようなものです(実際はもっと複雑な制御をしていますが…)。それに比べてマツダ2の場合は、パドルスイッチで6段のうちの好きなギヤを瞬時に選べますのでエンジンブレーキがとてもスムースです。上り坂でちょっと力が足りないなと感じた時も、アクセルを踏んで強制的にキックダウンするよりも、パドルスイッチで1段低いギヤに変更するほうが便利です。とにかく、上り下りのある山道を走るにはとても有効な機能と思って活用しています。
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