NHKの朝ドラ『らんまん』の今朝の放送で、主人公の万太郎がお菓子屋へ行って大学の皆さんへの差し入れに饅頭と練りきりを買い、ついでに自分の分として大好きな「かる焼」を買いました。ドラマの中では「かる焼」と言っていましたが「カルメ焼」で、実際に作るところが砂糖を入れる所から膨らませるところまでしっかり放送されていました。
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我が家にもカルメ焼鍋があります。私の両親が使っていたものですので、少なくとも70年以上前のものです。私の育った家はいつも練炭火鉢が置いてありましたので、それで時々カルメ焼を作っていました。父も母も上手でした。今のように甘いスイーツが溢れている時代とは違いますので、カルメ焼は本当にごちそうでした。見よう見まねで自分でも作っていましたが、なかなかうまく膨らみませんでした。
直径10cmで結構厚手の銅で出来ています。
練炭で使ってましたので裏は煤で真っ黒です。
私は少なくともここ数十年間使ったことがなかったのですが、家内がテレビに触発されて「作って、作って!」と言うので、数十年ぶりに作ってみることになりました。
先ずきれいに磨いて錆や汚れを落としました。
ザラメを大さじ2杯くらい入れました。
私の両親はザラメに黒砂糖を少々入れてま
したが砂糖は何でも大丈夫なようです。
何回か失敗しましたがやっと満足なものが出来ました。
上手に膨らんだものはサクサクでおいしいです。
実は我が家にはカルメ焼鍋がもう一つあります。どこで買ったか忘れてしまいましたが、カルメ焼鍋を見て、思わず衝動買いしてしまったのです。
銅板を叩いて鍋状に丸く凹ませたものですが、年季の入った70年物と比べますと、径が少し大きく、板が少し薄く、縁も丸めてありません。衝動買いしてしまいましたが少々安っぽく見えます。こちらは買っただけでまだ一度も使っていません。その内に使ってみようかと思っています。
カルメ焼はおいしいのですが、砂糖の塊なので血糖値が心配です。作り過ぎないように注意が必要です。