今日6月21日は夏至です。昼間の時間が一年中で一番長い日です。計算によると、ここ西那須野では今日の日の出は4時17分45秒、日の入りは19時05分52秒で昼間の長さは14時間48分07秒です。ちなみに今年の冬至の日(12月21日)は9時間44分27秒ですので、なんと5時間03分40秒も差があります。
冬至にはいろいろな風習があるのですが、夏至にはほとんど見当たりません。北欧など夏が短いところでは「夏至祭」として町や村の広場に、樹木の葉や花の飾りがつけられた柱を立てて周りで踊ったりするところもあるようです。北極圏では一日中太陽が沈まない白夜のシーズンです。
4年前の夏至の日はノルウェーで船の上にいて、ちょうど北極線を越えて北極圏に入った日でした。昨年の9月3日のブログに載せた旅行です。
船はフッティルーテン(沿岸急行船)と言ってノルウェーで2番目に大きな都市ベルゲンと最北のキルケネスまで約2,400km、ちょうど沖縄から北海道先端くらいまでの距離を、北行きの場合は6泊7日、南行きの場合は5泊6日でそれぞれの終着地で折り返す観光船兼航路の住民の生活のための定期船です。計12隻で1日1便運航しています。山が海まで迫って深いフィヨルドが多いノルウェーでは、陸路よりも海路のほうが便利なため、現在でも生活物資を確実に届けるために無くてはならない存在です。と同時にフィヨルドやロフォーテン諸島、ノールカップなど風光明媚な場所を巡ることから観光路線として、クルーズ客船並のサービス設備を誇る船を就航させています。写真は我々が乗った船です。16,140トン、全長約136m、乗客定員822名です。
北行きの航路は北極圏に入る時にセレモニーがありまして、海の神様のネプチューンが出てきて乗客の背中に氷水を入れるのです。私も最前列で見ていたらやられました。
実は、この沿岸急行船に乗るのは2回目で、前回はオーロラを見に行った真冬だったのですが、真冬でもこの儀式をやってました。また、偶然ですが、フッティールーテンの日本代理店に乗船日と希望キャビン(船室)タイプを言って取ってもらったら、12隻もあるのに前回と同じ船で、しかも何と前回と同じ部屋でした。