今日12月22日は冬至です。ここ、西那須野では今日の日の出は6時46分10秒、日の入りは16時30分36秒で昼間の長さは9時間44分26秒です。ちなみに今年の夏至の日の昼間の長さは14時間48分07秒でしたので、なんと5時間03分41秒も差があります。
昼間の長さは冬至の日が一番短いですが、日の出が一年中で一番遅く日の入りが一番早いというわけではありません。今日は雨だったので暗くなるのが早かったですが、実はもう夕方は少し日が伸びています。日の入りが一番早かったのは12月6日で16時26分30秒でした。ですから、もう夕方は4分以上日が伸びています。しかし日の出はまだまだ遅くなり、一番遅いのは来年の1月7日で6時50分12秒です。
以上の時刻は高精度計算サイト(http://keisan.casio.jp/exec/system/1236677229)を使って計算したものですが、条件を簡略化しているため数秒の誤差があります。
冬至についての蘊蓄は一昨年12月21日の記事を読んでください。今日は1年の大きな4つの節目の「春分の日」と「秋分の日」は祝日なのになぜ「夏至」と「冬至」は祝日ではないのかということについて調べた範囲で書いてみます。
一言で言うと春分の日に「春季皇霊祭」、秋分の日に「秋季皇霊祭」という皇室の行事が明治時代に始められ、1927年に祝日に指定されました。それが1948年制定された「国民の祝日に関する法律」で名前を「春分の日」「秋分の日」と変えてそのまま祝日として残ったのです。夏至や冬至にはそういった行事がなかったため、祝日にならなかったのです。
ヨーロッパ、特に北欧では「夏至」に最も近い土曜日に「夏至祭」が行われるところがあり、一部の国では祝日となってます。「冬至」は色々な行事・風習がある割には祝日になっている国は少なく、私の知る限りではマカオだけです。浅学にしてその他は知りません。
天皇誕生日が以前の12月23日から2月23日になったため、現在は6月と12月は祝日がありません。「夏至」と「冬至」を祝日にしてくれると、毎月必ず祝日があるようになるので、考えてもらえませんかね(12月23日は将来「平成の日」として祝日になるだろうという噂もあります)。