2021/02/02

今日は節分

節分は2月3日と思っていた方が多いでしょうが、今年は今日2月2日が節分です。節分は立春の前の日で、実は立春が2月3日になるのは124年ぶりです。なぜそうなるのかは昨年12月12日のブログに書いてありますので、興味のある方は読み直してみてください。


本来、節分とは季節の節目である「立春、立夏、立秋、立冬の前日」のことをいい、年に4回あります。ところが、旧暦では春から新しい年が始まったため、立春の前日の節分は、大晦日に相当する大事な日でした。そこで、立春の前日の節分が重要視され、節分といえばこの日をさすようになったのです。


豆まきのイメージのイラスト
昔は、季節の分かれ目、特に年の分かれ目には邪気が入りやすいと考えられており、さまざまな邪気払い行事が行われてきました。豆まきもその一つで、一般的には「鬼は外、福は内」と声を出しながら煎り大豆(福豆)を撒いて、年の数だけ豆を食べて厄除けを行います。ちなみに、我が家のチロはこの福豆が好きで、毎年玄関に撒いたのを拾って食べています。たぶん年の数よりかなり多く食べていると思います。


鰯と柊のイラスト
また、鬼は鰯の生臭い臭いと、柊(ひいらぎ)の痛いトゲが大の苦手とされています。そこで、鰯の頭を焼いて臭いを強くしたものを柊の枝に刺し、それを玄関先にとりつけて、鬼が入ってこないようにする風習があります。我が家には結構大きな柊がありますので、今日はこの枝を玄関に取りつけます。鬼が入ってこないように頑張ってもらいましょう。これでコロナウイルスも撃退できれば良いのですが・・・


最近すっかり節分の行事として定着した『恵方巻』ですが、大阪発祥の風習と言われていますが、その起源ははっきりとはしてしないそうです。それを1989年にセブンイレブンの本部社員が「大阪には節分に太巻き寿司を食べる風習がある」と聴いて販売を仕掛け、1998年頃からイオンが『イオンの恵方巻き』として大々的な全国展開を行ったことで『恵方巻』という名称が一気に全国へ広がったと言われています。それ以前に『恵方巻』と呼ばれていたという記録はないそうです。恵方とは、歳徳神(としとくじん)というその年の福徳を司る神様のいる場所で、今年は『南南東』です。


主に以下を参考にさせていただきました。

暮らし歳時記:
 https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/zassetsu/setubun/
Wikipedia:
 https://ja.wikipedia.org/wiki/節分
 https://ja.wikipedia.org/wiki/恵方巻


【追記】
チロは今年も、年の数をはるかに超える豆を食べました。
豆まきの豆を拾って食べている白柴チロ

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