でも、カッコーは遠くで鳴いているから風情があって良いのです。今年は大丈夫のようですが、数年前まで我が家のところを通り道にしているカッコーがいて、早朝5時頃と夕方に家の前の電線に止まって、とても響く声で「カッコー、カッコー」と鳴いていました。家の前で鳴かれると単なる騒音です。
カッコーはホオジロやモズ等の巣に「托卵」することで知られています。托卵の際には巣の中にあった卵をひとつ持ち去って数を合わせて見破られないようにするらしいです。カッコーのヒナは短期間で孵化し、巣の持ち主のヒナより早く生まれ、先に生まれたカッコーのヒナは巣の持ち主の卵を巣の外に放り出してしまい、自分だけを育てさせます。生き残るための知恵とは言え、ちょっとズルいですね。
カッコーがなぜ托卵をするのかというのは未だ完全には解明されていないそうですが、カッコーは体温保持能力が低く体温変動が大きいため、体温変動の少ない他種に抱卵してもらった方が繁殖に有利になるからなのではないかという説が有力です。
0 件のコメント:
コメントを投稿