2024/01/10

ファンヒーター、修理してもらえませんでした

昨日、宇都宮からメーカーの修理担当の方が来られました。

メーカーの人(以後『メ』):ルーバーを動かす金具類は正常ですので、モーターですね。
私:(そんなことはわかってるわい)モーター交換出来ませんか?
メ:補修部品の保有期間が過ぎていて在庫がないので出来ません。
私:中古の回収品から取り外すとか出来ませんか?
メ:私のところは修理するところなので、そのようなことは致しません。
私:同等品を見つけてきたら取り替えてもらえますか?
メ:それは改造になってしまうので出来ません。
私:ルーバーは動かなくても良いので、それで運転する方法はありませんか?
メ:ありません!
私:・・・・
メ:とにかく、もう修理できないので廃棄してください。今日の出張料○千円です。

という訳で取りつく島もありませんでした。15分くらいでお帰り頂きました。出張料は後日請求書が届くとのことです。この会社はFFファンヒーターで重大事故を起こして現在リコール中です。そしてFFファンヒーターの生産を中止しました。我が家で使っている機種はリコール対象外ですが、メーカーとしては使わせたくないのかもしれません。

居間にはエアコンが付いているので別に困ることはないのですが、私はファンヒーターの暖かさが好きで、チロもファンヒーターがなくてさみしそうです。新規に買い替えると20万円くらいしますので、いくら電気料金が高くなったとは言っても灯油代との差額で元を取るのは無理でしょう。ファンヒーターを廃棄してエアコンを使うのが経済的には正解です。

ともあれ、このまま廃棄ではもったいないので、ダメもとで自分で修理してみようと思います。

ここにあるモーターです。

もうとっくに廃版です。

分解したら、案の定、歯車が歯こぼれしてました。直径12mmくらいの小さなプラスチック製の歯車です。たったこれだけの問題でファンヒータ本体が動かなくなるんですね。


このステッピングモーターのメーカーは昨年社名を変更しました。昔はオルゴールのムーブメントで世界シェアの80%を握っていた会社です。歯車は経年劣化でもろくなって破損しています。残っている歯も手で触るとポロポロと取れてしまいます。ネットで中古品を見つけても同じように経年劣化している可能性が高いので、同等品の新品を見つけることにしました。調べた結果、台湾製で性能が近いものが見つかりました。ただ取り付けベース板の穴位置が少し違うようなので、加工が必要です。

また、コネクターも寸法が違っていて使えないようなので、配線し直さなければなりません。まあ、アマチュア無線をやっていた頃はハンダ付けは得意だったので何とかなるでしょう。


モーターを発注しましたので、届きましたら修理にかかります。メーカーが全く取り合ってくれないファンヒーターが直るかどうか楽しみです。


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