我が家の柿は今年はやや不作です。柿の豊作・不作が1年おきとも言われますが、ここ数年まあまあの豊作が続いていたので、ちょっと残念です。数が少ないだけでなく、粒も小さく、それに加えて色付くのも遅いです。例年ですと10月中旬には干し柿を作り始められるのですが、今年は月末になってもまだ少々早い感じです。葉の落ちるのも遅く、まだしっかりと残っています。温暖化の影響でしょうか?
「藤岡ハーモニカ教室」のブログですが運営は夫が行っています。教室での夫の担当はホームページの更新、数字譜作成とハーモニカの調律です。ブログはハーモニカから離れ、タイトル通りのよもやま話で、我が家の日常のこと、愛犬の白柴チロのこと、ちょっとした季節のトリビアなどを書きたいと思っています。
2022/10/31
我が家の柿は今年はやや不作です
2022/10/30
チロ(その108):初ストーブ
だいぶ寒くなってきました。でも私は寒さには結構強いので、こたつはしばらく前から使っていますが、まだ居間のストーブは点けていません。
本格的に寒くなる前に、ストーブの具合を見ておこうと思って試運転を行いました。我が家の居間のストーブは換気のいらないFF式の石油ファンヒーターです。点火する前に予熱が必要で、点火までにちょっと時間がかかります。そして点火の時には「チチチチチチチチ、ポッ」いうような音がします。
今日、試運転で「チチチチチチチチ、ポッ」という音を聞いた途端、ソファーで寝ていたチロがパッと飛び起きてストーブの前に駆けていきました。音をちゃんと覚えているんですね。まだそれほど寒くないと思うのですが、ストーブの前に陣取って気持ち良さそうに丸まってました。ますます野性味が失われてきています。
しばらくたったら、やはり熱かったのか、吹き出し口から離れたところに移動しました。まだ生え揃ってはいませんが、一応冬毛も生えてきていますので、このくらいの陽気ならストーブの前に行かなくても良いと思うのですが・・・
ストーブが正常に稼働するのを確認しましたが、この石油高ですと、運転するのをためらってしまいます。でも、本格的に寒くなってきたら、チロのためにストーブを焚いてあげましょう。と、チロをだしにしてストーブを点けることにします。
2022/10/26
プリウスのヘッドライトをきれいにしました
プリウスは長年乗っているので、ヘッドライトのレンズが白く曇ってきました。今の車のヘッドライトのレンズはプラスチック(ポリカーボネート)なので、表面に劣化防止のコーティングはされていますが、ある程度の年数が経過すると、紫外線による経年劣化で白く曇ってしまうのは仕方ありません。もっとひどくなると黄ばんできます。仕方ないとはいえ、見栄えが良くないのと、ヘッドライトの明るさにも影響を与えますので、きれいにすることにしました。自動車屋さんに持って行けばコーティングも含めて1万円程度でやってくれますが、処理キットを買って自分でやってみました。
処理キットには塗るだけで汚れと曇りが取れるというクリーナーが入っていましたが、ちょっと信じられないのでこれは使わずに、より確実にきれいにするため、研磨剤で研磨して劣化した表面をきれいにしました。研磨時に塗装を傷つけないようにマスキングテープをします。研磨剤は数種類持っていますが、最終仕上げ用の一番細かいものを使いました。これはハーモニカを調律のために預かった時に、カバーを磨いている研磨剤です。
研磨が終わりました。曇りは取れてきれいになりましたが、このままではまたすぐに劣化してしまいますので、劣化防止のための保護材をコーティングします。
保護材をコーティングして、完全に硬化するまで24時間待ちます。24時間経ったらこのようになりました。見かけは新品同等です。
実質の作業時間は1時間程度でした。思ったよりも簡単にきれいになりました。これでまたしばらく、気持ちよく乗ることができます。
2022/10/22
コキア、1万1千分の1の規模?
我が家の庭のコキアがきれいに色付きました。種もたくさんついているので、来年も生えるのではないかと思います。
コキアというと茨城県のひたち海浜公園が有名で、紅葉が見頃になると毎年ニュースで放映されます。今年もつい先日放送されていました。ひたち海浜公園のホームページによると、今年は約3万3千本とのことですが、コキアは1年草なので毎年種まきをして苗を育てて植えなければなりません。大変な仕事ですね。我が家のはひたち海浜公園の1万1千分の1の規模です。
2022/10/19
紅玉が出始めましたので、今年もアップルパイを作りました
秋になっていろいろなリンゴが出回り始めました。その中に紅玉を見つけましたので、今年もアップルパイを作りました。
紅玉にシナモンをしっかり効かせて煮て、 レーズンをラム酒に漬けてラムレーズンも作り、たっぷり入れました。さすが紅玉で、レモン汁は一滴も使っていないのに、爽やかな酸味があり、自分で言うのも何ですが、とても美味しく出来ました。
ラムレーズンですが、今まではタッパーウェアにラム酒を入れて、その中にレーズンを入れて一晩浸して作っていたのですが、家内から「フリーザーバッグで作るといいよ」と教えられて、フリーザーバッグで作ってみました。確かにラム酒が必要最少量で済み、無駄が出ません。それにフリーザーバッグのまま電子レンジでちょっと加熱すると、ラム酒がすぐに染み込んで柔らかくなります。いいアドバイスでした、さすが主婦です。
出来上がったラムレーズンがいつのまにか減っていて、作り足しました。教えたお礼として家内がつまんだようです。ラムレーズンはそのまま食べても美味しいですもんね。
2022/10/16
チロ(その107):歯をきれいにしてもらいました
チロは歯磨きをいやがってさせてくれないので、歯の汚れが目立ってきました。という訳で、昨日かかりつけの獣医さんで歯石と歯の汚れを取ってもいました。全身麻酔で行うので一日がかりの日帰り入院です。せっかくなので、ついでに健康診断(血液検査)もしてもらいました。
処置が終わって、夕方迎えに行きました。麻酔が切れてからあまり時間が経っていなくて本調子ではなかったのか、帰りの車の中ではごほうびのおやつも食べず、ずっと後席で丸まっていました。家に帰ってきてからもしばらくおとなしかったのですが、夕飯を食べた後頃からいつものチロに戻り、遊んでもらいたくてドアストッパーを咥えてきてガウガウしてました。歯は下の写真の通り、とてもきれいになりました。
我慢して写真を撮らせてくれていましたが、そろそろ限界のようです。口をいじられるのに抵抗して、もうこれ以上撮らせてくれません。
2022/10/12
免許証更新講習:新認知機能検査と高齢者講習
法改定により今年の5月13日から講習の内容が変更になりました。また、過去3年以内に信号無視や速度超過などの一定の違反をした人は「運転技能検査」も受けなければならなくなりましたが、私は幸いにも違反がなかったので「認知機能検査」と「高齢者講習」だけで済みました。
今回新しくなった「新認知機能検査」の流れを簡単に説明します。改定されたとは言え、従来と大きな違いはありません。
1. 検査を受ける教室で待機しています。教室の前にある黒板には最後の検査で問われる今日の日付・曜日が貼ってあります。開始時刻(私の場合は9時でした)になると試験員が入ってきて回答用紙を配ります。試験員からの説明の後、解答用紙の表に名前と生年月日を記入します。
2. その後、4つのイラストが描かれた絵を、覚えるヒント(例えば「この中に楽器があります。それは何ですか?オルガンですね」などと説明があります)とともに約1分間見せられます。これを4枚見せられます。合計16のイラストです。絵は4パターンあり、この中のどれかが出題されます。私の時はパターンCでした。
4. 次に下の回答用紙に、先ほど見せられた16のイラストを思い出して、出来るだけたくさん記入します。一つの枠に2つ以上の答えを書くと不正解になります。回答時間は3分間です。
5. 次は思い出すためのヒントが書かれた回答用紙に記入します。回答時間は同じく3分間です。
6. 最後の検査です。下の回答用紙に記入します。回答時間は2分間です。教室の前の黒板に今日の日付・曜日が貼ってありますが、この検査の前に隠されます。「今は何時何分ですか?」は現在の時刻です。ここまででだいたい検査開始から30分たっているはずですので、検査開始が9時でしたら9時30分頃のはずです。前後30分以上ずれると不正解となります。
さて、気になる採点ですが、配点は全て警察庁のホームページで公表されています。
イラストを思い出す検査は、ヒントなしで正解したものは2点、ヒントをもらって正解したものは1点です。イラストは16ありますので、ヒントなしで全問正解なら32点です。
最後の問題は、「年」が正解なら5点、「月」が正解なら4点、「日」が正解なら3点、「曜日」が正解なら2点、「時刻」が正解なら1点で、全問正解なら15点となります。
イラストを思い出す検査の点数をA、日時の検査の点数をBとすると
総合点数=2.499×A+1.336×B
で計算して36点以上なら『認知症のおそれなし』と判断されます。
何でこんな変な式を使うのかわかりませんが、計算すると一応満点は100点になります。概算で計算すると、日時で全問正解すると総合点数は20点になりますので、合格するには総合点数であと16点、すなわちイラスト思い出しで7点取れば良いことになります。16のイラストのうち、ヒントなしで4つ正解すれば合格です。改定前は受講者に点数が知らされたのですが、改定後は点数は教えてもらえなくなって、『認知症のおそれあり』か『なし』かが通知されるだけです。
『認知症のおそれなし』と判定されると「高齢者講習」に進むことができます。
高齢者が運転する時の注意すべき点などのDVDを見て、機械で視力を測定し、その後実際に車に乗って個人指導を受けます。実車運転は試験ではないので合格・不合格はありません。(一定の違反をした人は「運転技能検査」ですので、これは採点されて、70点未満の場合は不合格となります)
実車指導では、以前はあった「バック車庫入れ」がなくなって、代わりに「段差乗り上げ」が入っていました。10cmくらいの段差の手前で止まって、それからアクセルをちょっと踏んで前進で乗り上げ、すぐにブレーキを踏んで止まります。私の普段乗っている車は低回転でもトルクの大きいディーゼルエンジンですので、このような段差乗り上げはとても楽です。そのような車に慣れている私には、教習所の車のアクセル加減がちょっと難しかったです。
「認知機能検査」については警察庁のホームページに検査に使うイラストや採点方法等が書かれていますので、詳しく知りたい方は下記のURLをクリックしてください。イラストを事前に見て覚えてしまうと検査の意味がなさそうですが、事前に見て覚えられるくらいなら認知機能に問題なしということなのでしょう。
「高齢者による事故が多いので高齢者は免許を返納すべし」という声を聞きますが、下のURLの記事によると、警視庁の統計では実際は高齢者の事故比率は多くなく、交通事故を起こしているのは圧倒的に20~30代が多いとのことです。高齢ドライバーによる事故はインパクトが大きく、ニュースに取り上げられやすいために‟高齢ドライバー=危険”という印象になっているようです。また高齢ドライバーが免許を返納すると、6年後の要介護率が2.16倍も高くなるという筑波大教授の研究結果もあります。運転をやめたことで家に引きこもり、活動意欲が低下することで認知症が進行する原因になるようです。
ただ年齢とともに運転に必要な注意力、判断力、空間認識力、情報処理能力や反応能力が落ちてくるのは事実ですので、免許更新後は今まで以上に気をつけて運転しようと思います。
2022/10/08
福井の帰りに、秘湯名剣温泉に泊ってきました
10月4日の『1年ぶりに孫に会いに福井に行ってきました』のところに書きましたが、今回福井へ行った帰りに富山県の黒部峡谷の上流にある名剣(めいけん)温泉に泊ってきました。「日本秘湯を守る会」の会員宿で、車が通れる道はないので車で行くことは出来ず、宇奈月から黒部峡谷鉄道のトロッコ列車に1時間20分ほど乗って終点の欅平(けやきだいら)まで行き、そこから山道を20分くらい歩いたところにある一軒宿です。
黒部峡谷鉄道でしか行けないため、黒部峡谷鉄道が欅平まで運転している5月下旬から11月中旬の間しか営業していません。ずっと行きたいと思っていた宿だったのですが、前回宇奈月に行ったのは雪の大谷を見に行った2017年5月の上旬だったので黒部峡谷鉄道は雪のためにまだ途中の鐘釣までしか運転しておらず、仕方なく宇奈月温泉に泊りました。今回やっと念願かなって行って来ることができました。
≪ 出発点の黒部峡谷鉄道宇奈月駅です ≫
≪ 車は駅前の駐車場に1泊で預かってもらいました ≫
≪ トロッコ列車に乗車です ≫
≪ こんなところを走ります ≫
≪ 鐘釣駅で途中下車して景色を楽しみました ≫
≪ 鐘釣~欅平間の車窓からの景色です ≫
≪ 終点欅平駅に着きました ≫
≪ 黒部川にかかる奥鐘橋から見た欅平駅です ≫
≪ 岩を削って作った道です。人喰岩という名前がついています ≫
≪ 欅平駅と奥鐘橋の遠景です ≫
≪ やっと名剣温泉が見えてきました ≫
≪ 名剣温泉の玄関です ≫
名剣温泉は客室数11室(以前は全て共同トイレだったのですが、最近6室をトイレ付に改装しました)の小さな旅館です。切り立った山々に囲まれ、すぐ下には黒部川が流れています。携帯電話はかろうじて使えますが、テレビはありません。お風呂は男女別の内風呂・露天風呂、それに貸切風呂があります。泉質は単純硫黄泉です。硫黄泉と言っても硫化水素を含まない単純硫黄泉ですので無色透明で匂いはほとんどありません。お風呂はどれも結構な広さがあり、手入れも行き届いていてきれいでした。
≪ 今回泊った部屋です。トイレ付きです ≫
≪ 最新のシャワートイレが付いていました ≫
≪ 便器は最新ですが扉は昭和風です ≫
≪ トイレ向かいの洗面台です ≫
≪ 部屋の窓からの眺めです、名剣山の山裾です ≫
≪ 露天風呂へ降りる道です ≫
≪ 露天風呂です。手前が男湯、奥が女湯です ≫
≪ 奥の女湯の入り口です ≫
≪ 女湯です、十分に大きいです ≫
≪ 洗い場も十分な広さがあります ≫
≪ 男湯です。女湯と左右対称のようです ≫
≪ 温泉にしては珍しくソープ・シャンプー使用可です ≫
≪ 内湯の男湯です ≫
一番感心したのが食事で、山の中ですから山菜類が多いのですが、全て丁寧に調理され、おいしく食べてもらおうという工夫が感じられました。例えばこごみ(旬は春のはずですが、雪深いこのあたりでは今頃まで採れるそうです)の生ハム巻きや山菜入りのグラタンなど、定番のおひたしや天ぷらしか知らない私にはとても新鮮でした。イワナの塩焼きも頭から全部食べられるように、時間をかけて丁寧に焼かれていました。露天風呂で一緒になった登山好きの80代の方は、今回が4回目で、料理がおいしくて何度も足を運んでいると言ってました。納得です。
また「日本秘湯を守る会」の宿限定で販売しているビールがあります。名前は「秘湯ビール」といい、秋田県のあきた芸術村というところで作っている地ビールです。特徴は日本で唯一ブナの天然酵母を使って醸造したビールとのことです。夕食の時に試しに飲んでみたらなかなかおいしいビールでしたので、お土産にも買って来てしまいました。販売しているのが「日本秘湯を守る会」の宿だけで、売れるのも主に夕食時だけでしょうから、商売としてはそれほど利益が期待できるものでもないでしょうが、こういうプレミアム感は好感が持てますので、是非続けてもらいたいと思います。
≪ 秘湯ビールです ≫
帰りは、始発が10:01なので、朝食後にゆっくりと朝風呂をいただいてから帰り支度をしました。
≪ 乗る列車がホームに入ってきました ≫
≪ この列車の乗車券と整理券です ≫
≪ 終点の宇奈月温泉が見えてきました ≫
「日本秘湯を守る会」の会員宿は現在115軒ですが富山県は2軒だけです。私は秘湯マニアというわけではありませんが、あと1軒の立山室堂平の「みくりが池温泉」にも行ったことがあります。日本一高いところにある温泉です。昨年2月26日の『ライチョウ』のブログを見てください。
栃木県には7軒ありますが、奥鬼怒温泉の八丁湯を除いて全て車で行くことができます。八丁湯は道路がないわけではなく、日光国立公園内で一般車両の通行が禁止されているだけですので、事前に予約すれば途中の駐車場から宿のバスで送迎してくれます。また全ての宿でテレビが見られます。それらと比べると、名剣温泉は本当の秘湯という感じがします。できれば、また行きたいと思っています。
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