最近は多くの車に、ギヤをバックに入れると後方を映すバックモニターが付いていると思います。車種によっては、車を上方から見たように映る「360°モニター」(メーカーによって呼び名はいろいろです)も装備されています。とても便利で、バックモニターに慣れると付いていない車でバックするのが不安になります。昨年、運転免許更新で初めて高齢者講習を受けたのですが、その時実車講習で使った教習所の車にはバックモニターが付いておらず、バックでの車庫入れでちょっと苦労しました。
そのバックモニターですが、実は一番頼りにしたい雨の日にはレンズに水滴が付いて、とても見にくいことがあります。水滴は下部につくことが多いので、一番見たいすぐ後ろのところが見えず、ぎりぎりに寄せて停めたい時に、肝心のところが見えなくて困ることが結構あります。水滴が付くのを防止するスプレーもあるのですが、事前に塗っておくと雨が降るまでに取れてしまって効果がなく、かと言って、実際に水滴が付いて困ってから、雨の中をスプレーしに行かなくてはならないのでは、全く意味がありません。
ところが、マツダ2には「バックカメラクリーナー」と言って、ギヤをバックに入れるとバックカメラのレンズ部に高圧空気を吹き付けてレンズの水滴を吹き飛ばす装置がオプションで用意されています。面白そうなので取り付けてもらいました。まだ雨は2回しか経験していませんが、問題なくきれいに見えて、とても良好です。ただし、高圧空気を吹き付けると言っても、バックしている間中、ずっと吹き付けているわけではなく、ギヤをバックに入れた時に瞬間的に5回吹き付けるだけなので、大雨の時はバックしている間にまた水滴が付くかもしれません(まだ大雨は経験していないのでわかりません)。ただ、普通程度の雨の時は全く問題ありません。頻繁に役立つものではありませんが、雨の日のバックモニターの水滴が気になる人にはお勧めの装備です。
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