2022/08/28

イナゴ

今朝は昨夜降った雨のせいかとても涼しく、これを書いている7時現在の我が家の外の気温は19.0℃と20℃を切っています。 連日の暑さに慣れたからだには寒いほどです。暑いのが苦手なチロも気持ち良さそうです。



今朝、雨戸を開けたら、どこからかイナゴが飛んできて網戸に止まりました。この近くには田んぼはないのにどこから来たのでしょうか?


今後の食糧危機を克服するための一つの方法として世界各国で昆虫食が見直されています。イナゴはその優等生で、高タンパクな食材として注目を集めています。

しかし、日本では昔からイナゴが食されています。私が小学生の頃は秋になると生徒全員が、手拭いを縫って袋状にしたものに竹筒をつけたものを持って、学校の授業時間に近くの田んぼにイナゴ採りに行きました。それを一日置いて糞を出させてから、用務員さん(当時は小使いさんと呼んでいました)が羽と後脚を取って大釜で煮て、それを売って学校の収入にして備品の購入等に充てていました。甘辛く煮たイナゴの佃煮は身近な食べ物でした。時代を先取りしていたのですね。


私の父はイナゴの佃煮が好きでしたが、私が大人になってからはさすがにイナゴ採りには行かなくなりましたので、産直などで買って来て食べていました。ところが、売っているもののほとんどが羽も後脚も取っていないのです。羽は良いとしても後脚はとても硬くて食べにくいのです。

ちょっと調べてみたら地方によって羽と後脚を取るかどうかに違いがあるようです。少なくとも私の認識ではこの辺は取るほうだと思うのですが、やはり売るものとなると利益を上げなくてはならないので、手間のかかる羽と後脚を取るのは省略されるのでしょうか?



一時は、農薬の影響でイナゴが減りましたが、減農薬の推進でまただいぶ増えてきたようです。イナゴが増えると稲を食い荒らされるので、イナゴを採るのは稲にとって良いことです。タンパク質とカルシウムの豊富なイナゴを食べましょう。


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