干し柿にすると、水分が抜けて当然その分軽くなります。今まで漠然と「食べ頃の重量は生柿の半分くらいかな」と思っていたのですが、今回実際に計って確かめてみました。
皮を剥いた状態からは361g→171gで重量53%減でした。約半分と見ていたのは大体合っていました。熟し柿で食べても十分甘いのに、その甘さが2倍以上に濃縮されるのですからとても甘いはずです。
このくらいですと表面は乾燥して硬くなっていますが中はやわらかい状態です。私はこのくらいのが好きです。これを優しく揉んで、表面を水で濡らして数時間置くと、硬かった表面が外と中から水分を吸ってやわらかくなり、全体がとろけるような感じになります。問題は、この最良の状態はせいぜい4~5日程度で、それ以上経つと中まで硬くなってしまって、揉んでもあまりやわらかくならないことです。そういうほうが干し柿らしくて好きという人もおります。
今年は大不作で昨年の1/3以下でした。そんなわけで今年はおすそ分けできなかった方がたくさんおりました。来年に期待してください。